アラサー女はおじさんと話すのが好き

今朝の体温は36.9℃。いつもの平熱だ。
よしよし、もう大丈夫そうだ。
よかったよかった。
(出勤しているとき、何度か頭がくらっとしたような気がするけれど気のせいだと思いたい)

しかし喉は相変わらず絶不調だ。
昨晩おじさん達ときゃあきゃあ騒いだせいか、
昨日より若干悪くなっている感も否めない。
なぜかいつもの声の下に低いパートができていて、

話すと1人でハモっている気がする。


わたしの気のせいだろうか。


喉って一度やられると回復がマジで遅い。

接客業をしていた頃も、
風邪で声が全く出なくなったことが何度かある。
「頼むから今日こそはちゃんと声が出ますように」と毎朝ハラハラして起きるのだけど、
思うように声が出るまでにいつも数日はかかっていたような気がする。
すがるような思いで病院に行っても、
飲めば声が出るようになる薬なんてあるはずもなく、
「なるべく喋らないでとにかく喉を休めてください。ヒソヒソ声で話すのも喉には悪いから控えてください。」と無茶なことを言われるだけで、

「それじゃ全く仕事にならないんだよ!!!」


といつも途方に暮れていた。
だから歌手やアナウンサーはもちろんだけど、
コールセンターで働く人とかも喉をやられたら死活問題だろう。
わたしはたぶん普通の人よりも喉が弱い。
だから電話の仕事はしない方がいいような気がする。

喉の痛みは全くないし、鼻も詰まっていないのに、
とてもそうとは思えないハモり…いやガラガラ声だ。

ここ数日の間、
日中はのど飴をずっと口に入れ、
マスクも2枚重ね付けして、
寝ている間もマスクをするようにしている。
本業中は無駄話も控えてとにかく喉を休めるようにしているけれど、
それでも一向に良くならない。

明日もこの声なんだろうか。


明日は好きな人の職場で働く。
もし彼がいたら、彼はわたしの声がいつもと違うことに気づくだろうか。
無理だな。
いつもの運送会社のおじさん達でさえ、
何にも言ってこなかった。
「風邪?」と聞いてきたのは、
いつも話すタイミーの女の子だけだ。
あのいつも無口で淡々としている彼がわたしを気遣うはずがない。(確信)


今日もわたしは出勤しているのだけど、
朝デスクに着いた途端に、
「あー早く明日になんねえかな」と思ったし、
新しい作業にもだいぶ慣れたけれど、
おじさん達とハンドリフト触ってわちゃわちゃしてる方がずっと楽しかったなと思ってしまう。
本業にはしたくないけどさ。

うちのチームは子だくさん主婦と妊婦さんとの3人なので、
今の話題は出産で持ちきり、
無痛分娩とやらの話や「どこの病院で産むの?」なんて始まると、
独身子供大嫌いのわたしはスマホをいじるしか無く、
マジで居たたまれない。
(同じ境遇の独身アラサー女達、頑張ろうな!!!)


最近はさらに高校生の娘の甘酸っぱい恋バナまで始まってしまい、
この前わたしが
「そんなめんどくさい男と付き合わなくても、
まだ若いんだから他にいい人絶対いますよ!」
と言ったら、
なんか求められている返事ではない感があったので、
今日は黙っていた。
わたしは高校時代はいつも教室から山を見ていて、
ホームルームが終わると逃げるように家に帰る根暗女だったから、
高校生の恋愛はさっぱりわからない。 
学祭のTシャツの話もしていたけれど、
わたしは高校の学祭は3年連続で準備の日から当日までずっとズル休みをしていたので、
一度も参加したことがない。
…とは言わずに黙っていた。
これもきっとこの場に求められている返事ではないのだから。
大人になったなわたし。えらい!!!(自画自賛)
わたしは普段バツイチの母親としか話さないから言い方も結構きついと思う。
旦那や彼氏のいる幸せな人達とは、
きっと思考も言い方も発想も全部違うのだ。

今日は彼女達は
「誕生日を祝ってもらえるかどうかは大事だよね!」と言い合っていた。
学生時代からずっと彼氏どころか友達もおらず、
彼氏いない歴は11年、
異性に誕生日を祝ってもらったのも人生で2回か3回しかないアラサーは、


もう脳内に宇宙が浮かんだ。




レベルどころかもうスケールが違うから宇宙


「あがって〜のぼって〜そら〜をつら〜ぬいて〜♪」(スキマスイッチ「ユリーカ」)


暇すぎて脳が勝手にBGMまでつけるので、
思わず笑いそうになった。
いつからわたしの想像力はこんなに豊かになったんだろう。
noteばかり書いているからだろうか。


やっぱりいつもの運送会社で女っ気のないおじさん達と騒いでる方がわたしには合っている気がする。
昨日もわたしが「ここにイケメンはいないですよ!」と言ったら、
おじさん達は「それは目が悪いか理想が高いかどっちかじゃないの?」とか、
「視力検査行ってきたら?」とまで言われて、
わたしはまた「ひどーい!」と言って笑っていた。
あそこに来るタイミーの女の子はみんな独身だから、子供の話なんか誰もしない。
今のわたしにああいう居場所があって本当によかったなと思う。
ありがたい限りだ。頭が上がらない。
来週も頑張って働こう。


わたしの好きな人は、

一体どちらの住人なんだろう。


こっち側であってほしいと切に願うけれど、
あの子はカッコいいし妙な色気があるから、
宇宙の住人でも仕方ないのかもしれない。