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休日を特別視しない方向で。

何やら #休日のすごし方 というお題があるようで。
ちょうど明日は祝日だし、ゴールデンウィークに入るし、最近休日についてわりと意識してることがあるのでちょっと書いておこうかなと。


あまりアクティブではない社会人にとって、休日とは読んで字のごとく「休む日」にほかならない。つまり、動きたくないし、疲れることしたくないし、ベッドと一生仲良くしてたい日でしかない。
別にそうしたいならすればいいじゃんって話なのだが、実際やっちゃうとそれはそれでもったいない気がしてしまう。そんな休日が続きすぎると、しまいには「せっかくの休みなのに一日を無駄にしてしまった……」という意味のわからない罪悪感と、少しの劣等感(休みなのに予定のひとつもない私はつまらない人間ですよ的な)に苛まれることになる。

ここ数年。いやもっとか。私の休日は文字通り身体をひたすら休めるために費やされてきた。わざわざ人の多い休日に人の多い場所に出かけるのも苦痛だし、何よりそんな意欲も湧かなかった。寝たい。ダラダラしたい。もう本当にそれだけ。録りためたドラマの消化すらめんどくさかった。
それでいて、休みを無駄に過ごしてしまったという罪悪感だけはしっかり残っていたのだから、どうにもやりきれない。

多分そんな休日ばかり過ごしていたのは、私が自分の生活よりも仕事を優先していたからなのだ。平日がっつり働いて、休日のその疲れを残さないようにひたすら体力回復に専念する。もし遊んで疲れてしまったら、それはそれで罪悪感にやられる。遊んでしまった……と後悔するなんて馬鹿らしいにもほどがあるじゃないか。だからそもそも遊ばない。もうめんどくさいからそれでいいや、と。

念のため書き添えておくと、私は別にブラック企業で働いていたわけではない。忙しいのは忙しいしたまに過酷になったりもするが、好きでやってる仕事だったので、そんな毎日をそこまで不満に思ってもいなかった。

ただ。

ただね。

年食うに従って、そんな毎日が逆にしんどくなってきたのも事実。


仕事は好きだけど、若いころのように身体がついていかない。
休日の回復も、一応疲れはとれるけれども、精神的に参るんだ。
突如襲い来る虚しさにやりきれなくなるというか。

ストレスなんだろうかと思ったりもしたんだけど、いろいろ考えた結果、要するに普通に遊んだりしてリアルを充実させたいんだな、そういう欲が出てきてるんだなって結論に至った。
ちょうどそんなときに急転直下でジャニーズにハマッたもんだから、そりゃもうすごい勢いで転がり落ちたんだよ沼に。心の隙間にダイレクト。そんなもん抗えるわけがない。
というわけで、休みの日どころか仕事から帰った平日でもオールタイムジャニーズ祭りが開催されていくように。まあこれは別の記事で書くか。


で、今はわりと普通の人のようにある意味充実した休日らしい休日を過ごせていると思うんだけども、こうなるまでには少し時間が必要だった。
なんせ年単位で仕事至上主義で生きてきたのだ。そもそも休みを休みらしく過ごすということに慣れなくて、本当にこれでいいんだろうか……という変な不安がずっとつきまとっていたからだ。

楽しいはずの時間をどこかで後悔してしまうのは何故なのか。
一体何がそんなに引っかかっているのか、本当に腑に落ちなくて、推しの顔を見つめながら考えたりしていた。あっこの顔天才、なんて思いながら。まあそんな程度だから別に深刻に悩んでたわけじゃないけども。

で、ある日、「なら逆に考えてみてはどうか」と思った。
なんで休日を楽しめないのか、ではなく、むしろどういう休日なら自分的にスッキリ納得できるのよ?と。

そうやって考えてみた結果、どうも私は休日というものにちょっと偏った夢を見ているんじゃなかろうか、という結論に至った。


たとえば、
ウィンドウショッピングにオシャレなカフェでパンケーキ♡とか
超弾丸!映えるパワースポット巡りで自分磨きの週末プチ旅行♡とか
これはあれね、雑誌とかでよく見るようなスイーツプランね。

もしくは、
家事は週末にテキパキこなしてデキる女♡とか
週末限定!手作りスイーツのおうちカフェでまったり休日♡とか
意識高い系のアレだよね。

こんな休日を過ごすのが当たり前みたいな生活してみてええ!!!


そして同時に思った。

本気でやりたいか、これ?


理想像として、そんな休日を過ごせたら素敵だなとは思う。
だけど何か、ものすごくしっくりこない。当たり前だ。そもそもキャラに合ってない。人がたかる場所に行くのも嫌いだし、何時間もかけて並ぶような店には行きたくない。弾丸旅行なんて疲れることもしたくない。家事は見苦しくない程度にはやるけども、テキパキとは程遠い。気が向けばお菓子くらいたまに作るけど、スイーツだのおうちカフェだのとは雰囲気からして方向性が違いすぎる。

冷静になればすぐわかることなのに、明らかに自分向きじゃない理想の休日を念頭に置いているからおかしくなるんだと、やっと気づきました。
理想といいつつ別にそこまでやりたいとも思ってないことに対して何故罪悪感や劣等感を抱く必要があるのかと。馬鹿馬鹿しいにもほどがある。


それから、何が自分にとって一番楽なのかを最優先に考えた。
もちろん平日の仕事に響かないことも大事なので、それも含めて。

いろいろ試してもみたけど、結果的に私にとってのベストな休日は、

「基本は平日と同じマインドでいる」

これだった。


MAX疲れてたときは休日なんて昼まで寝てたけど、それだと逆に身体のサイクルが崩れてしんどい。基本的に平日と同じ時間に起きるつもりでいて、二度寝したいなーと思ったときだけ30分くらい寝過ごすのを許すとか。
買い物や家事については、仕事だと思うようにした。11時にマルエツ様訪問、13時から15時まで資料作成16時に会議、みたいな。ただし、雨で外出したくないときは脳内で「先方都合でリスケになりました」と呟く。

もちろん実際の仕事みたいにキチキチしてるわけじゃなく、いつもよりずっとタイムスケジュールはゆるやかだし、勝手に脳内リスケしてしまうこともあるが、それでも以前よりずっと充実した休日を過ごせるようになった。
なんというか不思議なもので、平日のマインドのまま休日に突入すると、「次何やるんだっけ」「今時間あるからアレやっとくか」などと、若干能動的な動き方ができるようになるのだ。

思い込みの激しさと、物事形から入りがちな自分の性格には、このパターンが一番休日を休日として楽しめるような気がする。少なくとも今のところ、かつてないほど充実した休日を過ごせている。


今日は休日である。
だから何か普段できないことをしておかないともったいない。
そんな気持ちを原動力にテキパキ動ける人を私は尊敬する。

けれども、私がそれを本気でやろうとするならば、「普段できないこと」をするために、最低1週間前から雁字搦めに計画を立ててしまうだろう。
毎週毎週そんなことしてられるか。

いつもと同じだけど、休日らしいから慌てなくてもいいか。
それくらいのさじ加減が、多分私には一番合っている。


テレビでYouTubeを流しつつ、インスタントのコーヒーを飲んで、こんなどうでもいい話をひたすらキーボードに打ち付ける。そういや冷蔵庫の中の賞味期限が近い食材使い切らなきゃだったわと思い出したけど、作るのめんどくせえなと今は思ってる。

まあ、それは後でいいか。

休みの日のすごし方にルールなんてないし、好きにすればいいし、結果として自分が楽ならそれでいいんだ。そうでしょ?





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kako.
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