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2021年の振り返り、これからの話、及び介護とキャリア不安と読書欲について。

「2021年の振り返りをしよう!」と、今年の正月に思い立ったは良いものの、気付けばもう4月になっていました。時の流れの速さと己の怠惰さにウンザリしますが、年明けからかなり忙しくバタついていたこともあるので許してほしいです。

まあ、恥ずかしがらず手を付けられただけめちゃくちゃ偉いよね。。。

あと、多分めちゃくちゃ長いし重いしかなり思想強めの自分語りなので、閲覧はご注意を。

2021年がどんな年だったか

介護生活の本格化

個人的に、2021年はこれといったイベントが多い年ではありませんでした。

原因はコロナも勿論あるのですが、2021年1月から母の介護が本格化して自宅に拘束される時間が増えたことが大きいと思っています。

母は2019年の5月に大きい病気をし、2020年頭まで入院。そのタイミングで自分も実家に戻り、親父が行う介護をスポットで手助けする程度でした。

しかし、自宅での介護が長引き母の足腰が弱ってしまったせいで、2021年の頭頃からは父の手助けがあってもトイレに行くことが出来なくなってしまい、自分が朝・昼・夕・夜に介護のために家に居る必要が出てきました。

幸い仕事はフルリモートで、職場の皆さんのご理解とご協力もあり問題なく続けていました。

ですが、介護というの、は想像よりも自分の心を蝕んでいたように思います。

まず、介護というのは基本的に終わりが見えないのは勿論、先の見通しが全く立ちません。

例えば子育てなら、出産、幼稚園入学、小学校入学、その果てに子供の自立と子育ての実質的な終わりがあると思います。(勿論子育ても大変だと思いますし、こんな簡単な話ではないと思います。経験がないのでうまく言えませんが、あくまで例えです。)

一方介護では、「いつ状態が悪くなり仕事を辞める必要が出てきてもおかしくない」「日に4回は家に居なければならない生活が、1か月後に終わるかもしれないし、5年後も続くかもしれない」「もしメインで介護をしてくれている親父が死んだらいよいよ全ての時間をなげうって介護をしなければならない」「介護の終わりは死を意味している」など、様々な不安を抱えていました。

特に「介護がいつまで続くのか分からない」という点は、非常にストレスでした。

介護が本格化した当時僕は25歳で、キャリア的にも未熟であり、どんどん経験を重ねていきたいと思っていたタイミングで介護が始まり、「いつまで介護が続くのか」が分からない為に全くキャリアプランを想像出来ない状態でした。

介護は26歳まで続くのか30歳まで続くのかでは、全く考え方が変わりますよね。

今思い返すと当時は相当心が穏やかではなく、キャリアもののドラマを見ても「このドラマは誰も介護に苦しんでいない……社会で成功するためには、家族が健康でなきゃいけないんだ……僕はもう終わりだ……」などと思っていました。(そんなことないし、みんなそれぞれ違う形の苦しみを抱えているのにね。)

まあそんなことがあり、着実に将来や人生への不安が大きくなっていました。

読書

2021年ではこれといったイベントがなかったと言ったのですが、読書量が増えたのは大きな特徴だったように思います。

noteやtwitterを見てくれている方はご存じかも知れないですが、毎月読書記録のnoteを書いており、ビジネス書やデザイン書籍を中心にだいたい週に1冊ペースで読んでいました。

「よくそんなに本を読めるね」みたいなことを知人から言われる機会があったのですが、今思い返すと、介護による人生・将来の不安による圧によって本を大量に読んでいたような気がします。外にも出れなかったので、本の中に答えを探していたんでしょう。

そんなことを当時は1mmも考えておらず、片っ端から興味のある分野をつまんでは乱読していっていました。

読書記録を追ってもらえると分かるのですが、はじめはデザインやビジネススキルのテクニック的な本が多く、そこから仕事論などを経て、人生とは/幸せとは/生きるとは、みたいなことに興味が移り変わっていったように思います。

こんなに分かりやすく苦しんでたの面白いですね。

2022年1月

そして2022年の1月に母が亡くなり、僕の介護生活は終わりました。
忙しい時期は確かにありましたが、今はかなり落ち着き、心身共に負担は減ったように思います。

話は冒頭のツイートに戻りますが、母が亡くなってから本当にめっきり読書欲がなくなったんですよね。ここで自分が不安によって読書欲を駆動させていたことに気付きました。

あと、人生の諸々について自分なりの結論が出たことも、読書欲減退の原因として大きいと思います。

自分の欲と不安に従って本を読み漁ってたのは、結果的に良かったなと思います。母の死もあり、人生をより俯瞰的に捉えられるようになったような気がします。(風俗とか酒とかに走らなくて本当に良かった。。。)

これからの話

抱負

2021年の抱負は「強くなる」でした。

2021年の終わり頃には、(あんまり仕事でも活躍できなかったし、強くなるは達成できなかったな~)と思っていたのですが、今振り返ると、かなり厳しく、強さを身に着けた1年だったように思えます。

勿論、この抱負を掲げた時はそういう意味での強さを身に付けたいとは思ってなかったのですが。。

そして、今年2022年の抱負は「楽しく動く」としたいと思います。

前述した「人生の諸々に対する自分なりの結論」なのですが、僕は《各々が各々の幸せを定義し、その実現に励んでいる状態》が、あるべき人生の姿かもな~と考えるようになりました。

他人によって幸せを定義されるのではなく、自分がどう感じてどう思うのかを大事にしたい、してほしい、という気持ちが2021年を通して大きくなっていったんですよね。

んで、僕にとっての幸せは、《楽しい時間が多い》状態なんじゃないかと、今のところ思っています。単純に楽しいことを沢山することもそうなのですが、未来の楽しいを増やすために、出来ることを増やすのも怠らず挑戦していきたいですね。

具体的には、プライベートでやってるバンド活動のアルバム作成、簡単なデジタルプロトタイプを作れるくらいのエンジニアリングの勉強、UXにおけるサウンドデザインの研究、後は普通におもろいボドゲや企画作りに注力したいな~とぼんやり考えています。

関係ないんですけど、そうやって自分の幸せや楽しさを深く考えている内に、今やっている仕事が全然興味なくなってきてしまったんですよね~。本業の方でも楽しさの割合を少しずつでも増やせて行けたらなって思います。

終わりに

長々と思想強めの自分が足りを聞いていただき、ありがとうございました。。。

どこかでまとまった形で吐き出したいなと思っていたので、ここで出せて僕はとてもスッキリしています。申し訳ありませんが、読んでいただいた方々の気持ちは全く考えていません。

皆さんもどうか今置かれている状況は一旦置いておいて、自分にとって何が幸せなのか考えてみては如何でしょうか。苦しみは無くならないかもしれませんが、自分に由っているというのは何事にも代えがたいと思います。

という訳で、今年の読書記録noteは不定期でやっていきたいと思います!(突然)
皆さんも2022年、無理せずやっていきましょう~


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