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情動ラベリングで感情ハック
言葉と感情について。
自分の感情がどういう状態にあるかを
言語化できるだけでストレスが軽減される。
感情の言語化は効果的なストレス対策であり
アンガーマネジメントであり、自分を攻略するカギになる。
子どもと話をしているときも
自分の感情を説明するのが難しそうにしていたら、
「こんな感じ?」とこちらからいくつか仮定してみると「うん」とうなずく。
自分で言葉にできたわけではないので、
大雑把なイレモノに分けて感情を格納させてしまった気がするけど、
これも感情の言語化の第一歩でこういうやりとりの繰り返しで自分の言葉で説明できる日を楽しみにしている。
感情の言語化は「情動ラベリング」という領域で研究が進められている。
クモを怖がる「クモ恐怖症」の被験者を集めて、クモの映像をみせたりクモを手足に這わせ不安にさせる。
被験者を以下3グループに分ける。
グループ1:クモが無害であることを説明する→楽観的思考
グループ2:クモへの関心をそらす質問をする→経験の回避
グループ3:今感じている気持ちを言語化するように指導→情動のラベリング
情動のラベリングを実施したグループ3の被験者は、
なぜ怖いのか、なぜ苦手なのかなど不安感を細かく言語化したことで、結果的にはクモに対する恐怖を感じなくなり、クモをみたときの身体反応も減少した。一方、グループ1,2は逆に悪化した。
また、自分の感情を豊富な語彙で表現できる人は、自分の感情を明確に捉えられない人に比べ、言葉の暴力や腕力を振るう可能性が低いという研究結果も出ている。
[感情のラベリングの方法の違いが感情変化や認知的負荷に及ぼす影響の検討利用]
自分の感情は喜怒哀楽を感じたときに発生するのではなく、
それを言葉で表現できたときに初めてカタチになるのかもしれない。
言語化すると感情を観測できる。
それが感情を理性でハックすること。
自分の感情を精確に伝えられる、起きている事象を事実として簡潔に説明できる、といった言葉の精度が高い人はマジヤバイくらいなんかイイ感じ。
さらに言葉では表現できない感情を音楽、アート、デザインといった作品を通して構築する姿勢にもシビれるあこがれる。
なにとぞ。
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