指示が下手だとAIを使いこなせない？

2024年7月4日 05:30

生成AIへの指示は、単に「資料をまとめて」といった曖昧なものではなく、「背景、課題、目的」などを明確に伝え、「どのような資料にまとめてほしいか」という道筋を示す必要がある。これは、相手が人間であってもAIであっても変わらないコミュニケーションの基本である。

つまり、生成AIを使いこなせていないかも？と感じている人は、相手に指示を出すのがあまり得意ではない、という可能性を感じている。

DXにおいては、単にデジタル技術を導入するだけでなく、業務プロセスや組織文化の変革を伴う。そのためには、従業員間の円滑なコミュニケーションが不可欠である。

特に、生成AIのような高度な技術を活用する際には、AIへの指示だけでなく、チームメンバーとの情報共有や連携も重要となる。そのため、DX人材には、業務への深い理解、自分の考えを明確に言語化する能力、そして相手に合わせて分かりやすく伝える能力が求められる。

そうした人材育成には、以下の点に留意する必要がある。

業務知識の習得: 自社の業務プロセスや課題を深く理解することで、AIに適切な指示を出せるようになる。
コミュニケーション能力の向上: 自分の考えを明確に伝え、相手の意図を正確に理解する能力を養う。そのためには、日頃から積極的にコミュニケーションを取り、フィードバックを受け入れることが重要だ。
AIリテラシーの向上: AIの仕組みや特性を理解し、適切な活用方法を学ぶ。 AIに関する研修やセミナーに参加することも有効だろう。

中小企業DX事典｜Iwakami Sho｜note
「DXが浸透しないのは言葉の定義が曖昧だからでは？」という仮説をもとに「デジタル活用＝DX」という広い定義を設定しました。具体的なデジタル活用に役立つノウハウをまとめます。スキマ時間でサクッと読める内容を目指しています。

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