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いわて酒蔵訪問ツアー🚗💨 ~赤武酒造~

こんにちは!i-Sakeメンバーの佐藤汐菜です!

i-Sakeプロジェクトのいわて酒蔵訪問ツアーが始まりました🎉
これからいろいろな酒蔵さんを訪れて日本酒の知識を身につけていくとともに、若い人たちに県内の酒蔵さんの良さを伝えていきたいと思います!

記念すべき第一回は、盛岡市北飯岡の「赤武酒造株式会社 復活蔵」さんを訪問させていただきました!
岩手だけでなく東京など県外でも人気の赤武酒造さんはすっきりとした味わいが特徴です。日本酒造りへの想いやこだわりを杜氏の古舘龍之介さんに伺いました。その様子をお伝えしていきます!

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「明治より120年赤武酒造をやられているということで、赤武酒造さんの歴史についてお聞きしたいです。」

「もともと沿岸の大槌町で酒蔵を営んでおり、僕が6代目になります。東日本大震災によって蔵が被災し、内陸側に蔵を移して今年で10年目です。震災直後は蔵もなく、他の酒造さんと一緒に酒造りを行っていました。震災の二年後には現在の蔵が完成し、自社で酒造りを行えるようになって今で7年目になります。当初社員に若い人を中心に集めたので、現在の赤武では20代・30代が中心となって酒造りを行っています。社員数は10名で、女性も半数近く働いています。女性も男性と同じ作業をできるように機械を導入するなどして平等に仕事をできる職場づくりに努めています。」

「赤武酒造さんの日本酒造りへの想い、こだわりを教えていただきたいです。」

「とにかくおいしい日本酒を作らないと意味がないと思っています。自分が納得できるものを作らないと自分の体も動かないので。また震災前と同じものを作ろうというよりは、震災前より何段階もレベルアップしたものをみんなで作ろうという思いで酒造りをしています。震災で大変な思いもしましたが、現在の蔵も建ち、新しく人も集まったので、せっかくだから以前のものに変化をつけ、さらに良いものを目指していこうと思ってのことです。そのかいあって岩手や東京でも良い評価を頂くことができています。
また、酒造りには衛生面が特に重要で、掃除にも力を入れています。作業と同じくらいの時間をかけて毎日行っています。酒蔵の衛生管理がお酒の味にも表れますね。」

「大槌の時のお酒の味とはかなり異なるのですか。」

「全部変えています。伝統的な技術や酒造りの方法は守りながら行っていますが、変えられるところは変えながら行っている感じです。」

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「古舘さんのインスタライブを拝見させていただき、その中で若い人をターゲットにして酒造りを行っているというお話がありました。私たちi-Sakeプロジェクトでは若い人たちに日本酒を伝えていこうという取り組みを行っているのですが、赤武酒造さんでは若い人をターゲットにするにあたってどのようなところを意識されていますか。」

「まずラベルといった見た目が大事で、絵で覚えてもらうことが重要だと思っています。赤武ではその名のように“赤い武士”と書くので赤い兜を被った武士の絵をラベルに使っています。この絵で覚えてくれている人も多いですね。このような覚えやすく、ガツンとくるイメージのラベルの方が今の若い人たちには好まれます。また味わいとしては飲みやすく、甘みがあるフレッシュなものが好まれます。アルコールを感じるとお酒がすすみにくいので、アルコール度数を下げたりしています。」


「古舘さんが日本酒造りに携わろうと思った理由はありますか。」

「お酒が好きだからですね。大学は東京だったのですが、震災で盛岡に新しく蔵を建てたこともあり、岩手に戻って酒蔵を継ごうという思いになりました。大学中お酒の基礎について学びましたが、東京では日本酒などお酒の味を覚えたという感じです。」


「どのようなお酒を造っていきたいか、今後の目標を教えていただきたいです。」

「常に上を目指して作っているので、一昨年より、去年よりおいしいお酒を造るという意識を持っています。今ようやく80点クラスのお酒が造れるようになってきたと思っていて、これからあと20点プラスするには僕が引退するまでかかると思っています。今28歳なのであと40年くらいは酒造りをできるかな。その40年をかけてもっと良いお酒を造っていこうと思っています。」

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古舘さん、貴重なお時間を頂きありがとうございました🙇

若者をターゲットにするにあたっての意識や、日本酒造りにかける熱い想いを聞くことができ、とても勉強になりました。

上を目指して作り続ける赤武酒造さんの日本酒、気になりますよね😏
ぜひお手に取ってその味を味わってください!!

赤武酒造さんのホームページはこちら⤵


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