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「いご」という愛猫のはなし
私と息子は以前、『いご』と3人で暮らしていた。
いごは白と黒の猫。
息子が4歳のころいなくなってしまった。
近くに大きな道ができて環境が変わってしまったからか。
息子のふりかけを頑としてあげなかったからか。
猫用の布団を用意したからか?
猫扱いされたのが嫌だったのか?
イゴがいなくなって2年がたつ。
いま、何をしているのだろう。
誰にもわからない。
猫語を習得してなかったことを今更ながら後悔している。
ふと息子が言う。
「あっ、いまイゴのにおいがした。」
まだ、息子の中にいごがいるんだ。
なんか嬉しい。
今月はいごの誕生月。
息子と二人で愛猫の誕生日を祝う。
息子も私もいごの帰りを今か今かと待っている。
いご、早く帰ってこいや。
帰ってきたら三人で
#また乾杯しよう
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