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本を読む街!神保町のススメ

はじめに


あなたは普段、本を読んでいるだろうか?


日本人の年間読書量は平均12~13冊と言われ、単純計算で1ヶ月に1冊しか
読んでいないことになっている。

さらに文化庁の「国語に関する世論調査」(2018年度)では
1カ月に本を1冊も「読まない」と回答した人が、全体の47.3%を占めた。

残念ながら、日本人の年間読書量はかなり減っている。
本から新たな知識を得る機会を失うことは残念だ。



それでも、読書をしようと思っている皆様に足を運んでほしい街がある。


半蔵門線の駅で撮影

神保町である。
書店街、喫茶店にカレー屋などのコンテンツに加え、落ち着いた雰囲気を持った街。

今回は神保町の魅力をお届けする。

神保町はどんな街?


正式な町名は「神田神保町」だが、下図で赤丸の交差点周辺を指し神保町と呼ばれる。名前の由来は、江戸時代に旗本の神保氏の屋敷があったことだ。「神保小路」と呼ばれた道が、周辺一帯を指す名称へと変化した。

神田古書店街

神保町といえば書店街である。
書店街ができたきっかけは1880年頃、近隣の大学生向けに法律の専門書店ができたこと。学生たちは神保町の書店に教科書を買いに行ったそうだ。

続いて、現在の神保町の写真を以下に示す。
写真は道路を隔て、北側と南側に分けて撮影した。

北側
南側

ここでクイズだ。
Q.北側と南側、どちらに書店が多くあるだろうか?











A.南側だ。


多くの書店は道路の南側にあり、入口を北に向けている。

なぜ、このようなことになっているのだろうか?

入口が北にあることで、本が太陽の影に入るので、
日光による本の傷みを防ぐ。これも書店街のしきたりだ。


オススメの書店・喫茶店

さて、ここから私のオススメの書店・喫茶店を紹介しよう。
幅広いジャンルを扱うより、あるジャンルに特化した書店が多いのが特徴だ。例えば、法律に文芸、演劇など様々な分野の書店が軒を連ねる。
また、買った書籍を読む喫茶店も多数ある。

書泉グランデ

神保町駅を降りて、東に進むと見えてくる地上7階地下1階のビルが
書泉グランデだ。

外観

この書店の特徴は、写真のように、趣味に特化した本を多く扱っていることだ。例えば、B1階にはスポーツやプロレス、5階に鉄道、6階にアイドルの写真集があり、新書や文庫などは1階に少々置かれている程度だ。

因みに、私は熱狂的なスポーツ好きなので、よくB1階に来ている。

また、7階にはイベントスペースがあり、よくアイドルがサイン会をしている。1階で案内しているので、興味がある男子は参加してみよう!


岩波ブックセンター

神保町駅から西に歩くと、岩波書店の書籍を扱う
「岩波ブックセンター」がある。
岩波書店は、赤青黄緑の古典や学生向けのジュニア新書が有名な出版社だ。

入口

ただ、ここは書店としての機能だけでなく、
喫茶店やコワーキングスペースもある複合施設だ。
喫茶店は、カレーやプリンなどを提供している。


メニュー

コンセプトは「新しい知識に巡り会って、成長のきっかけを作る場」だ。
カフェで本を読みながら新たな知識を得たいものだ。

因みに、2階の秦川堂書店では、古地図や鉄道の時刻表が置かれている。歴史や旅が好きな人は必見だ。


さぼうる

神保町駅A7出口のすぐ近くに「さぼうる」はある。
喫茶メインのさぼうると、食事メインのさぼうる2に分かれている。
この店は木目調の外観に、南の島を模した内装である。店内は階上とカウンター、階下の3フロアから構成され独特の雰囲気を醸し出している。

外観。さぼうる(奥)、さぼうる2(手前)に分かれている。

オススメのメニューはクリームソーダ(1杯850円)
なんとこの店のクリームソーダ、8色もあるらしい!

ブルーハワイ

8色揃った瞬間は圧巻なので、その目で確かめてほしい。

最後に

書店と喫茶の街、神保町。
これ以外にも素敵な店がたくさんある。ぜひ、これを読んで神保町に足を運び、読書をするきっかけを作ってほしい。


参考文献


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