『税理士試験 会計科目から税法科目へ』教えて先生!②学習方法編【 会計人コース・コラム 】
税理士の岩下尚義です。
昨日に引き続き、資格試験メディア「会計人コースWEB」様にコラムを寄稿しました。
本日のテーマは、
【税理士試験 会計科目から税法科目へ】
教えて先生!
税法ってどう学べば効果的?
です。
noteでも、概要を少し触れたいと思います。
■ ポイント⑴:学習の「質」と「バランス」
勉強の「質」を高めるためにはどうすべきか。
このテーマはダイエット論のようにいくらでも説がありますね。
今回、コラム内で紹介した方法が「時間を区切ること」です。
上記表のように、やるべき内容を細分化して時間を振り分けます。学習内容を区切ることで、各学習の目的(目標)が具体化します。
習い事や学習塾では、短い時間を効率よく実施するために、細分化は当たり前のこととして実施していると思います。
問題はそれが「自学自習の時にできるか否か」。
そして、区切った中で振り分けていきたい勉強内容の「バランス」についても詳しくは「会計人コース」のコラムに書きました。
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■ ポイント⑵:積み重ねとセルフティーチング
暗記は、一気に覚えるのではなく「ニス塗りの手法」で。
一度暗記して、他の勉強して。また暗記して、他の勉強して。またまた暗記して他の勉強して……。この手法は「分かっていても、できない勉強方法」の王道ですが、やはり重要です。
私は税理士講座の講師をやめて数年たっていますが、いまだに担当した科目(財務諸表論・法人税法)の条文を覚えています。例えば、税務調査の際、調査官の質問に対して、条文番号や条文の暗唱を交えて説明できます(「こいつ、マニアかよ」という視線を頂きます)。
でも、これは凄いことではありません。
例えば、週に3クラスの授業を担当していた年に行っていたことを思い出してみると……
⑴ 問題を作成したり、授業の準備をする →
⑵ 同じ授業を3回行う(理論を説明×3) →
⑶ その理論の確認テストを100枚以上採点する ……
この繰り返しです。そりゃ、覚えます。
今も専門家として日々学んでいますが、条文の理解を重視し、暗唱まではやっていません。それでも条文がそのまま出てくるのは、何年たっても、好きな曲の歌詞を見ないで歌えるのと同じ感覚かもしれません。
この積み重ねの重要性と、学習方法の1つ「セルフティーチング」についても、コラムで触れました。
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■ おわりに
前回のモチベーション編、今回の学習方法編。どの悩みに対しても、まず1つでもクリアできれば、一歩前進です。「勉強」は積み重ねが大切だと書きましたが、「過ごし方」もまた同じ。
講師目線で偉そうに語ってしまいましたので、私もウカウカせずに重ねるべきものを日々積んでいこうと思います。
もしよろしければ覗いてみてください。
【 学習方法編(本日の記事) 】
【 モチベーション編(前回の記事) 】
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