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「とどく、とどける」も3年目突入。あだ名でプッと思い出し笑いする理由は、noteで気づくことと同じで。

 気に入っているあだ名の話。

 20年以上、呼ばれているあだ名がある。

 それは、いわてぃ(イントネーションはイエティと同じ)。

 何歳からかは忘れた。確かなことは、あだ名が生まれた日、私は日直だったということだ。黒板の日直欄に書かれていた「岩下」の文字が、少し消えていた。それをみた先生が、

「お~し、挨拶から。日直は、ん?……あぁ、岩T(いわてぃ)!!

「下」の点の部分が少し消えて「T」

 今までガンちゃんというなんとなく角ばったあだ名が、急に柔らかく、そしてオリジナリティーのあるものに変わった。その後、高校、大学、そして社会人になっても継続している。

 専門学校の講師時代には、由来を知らない先輩が「いわてぃはね、岩下teacherを略して岩Tなんだよ」と後輩に教えていた。それに対し、後輩は「いや岩下の岩と名前(タカヨシ)のイニシャル、Tからですよね?」と答える。

 そんな様々な俗説に

「違いますよ。岩下に、ちょっと抜け感を演出して岩Tです (キラッ」

とジェスチャーを織り交ぜて説明する。「なにそれ」とスベる。そんな笑いのハードルと仲良くなるハードルを両方下げてくれる便利で、お気に入りのあだ名だ。

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 今年に入り、久々にお気に入りのあだ名が増えた。

 首都圏が緊急事態宣言に入るちょっと前の休日。公園での出来事。

 私は基本、子どもと一緒に、はしゃぐ。忙しい日々に、公園は子供だけでなく、自分のための場でもあるのだ。「よっしゃー、公園だー!」と走り回り、雲梯をして、砂場に至っては王国を築く。

 そんな感じなので、公園では見知らぬ幼児や小学生から結構、モテる。その日は、小学4年生のお姉さまグループが、娘と私に「あそぼ~」と声を掛けてくれた。こんな時、小学生のお母様方は、娘たちと遊んでいる謎の中年男性をいぶかしそうにチラ見するが「あぁ、便利そうなヤツといるのね」という表情をし、ママ友談義を継続するのも恒例である。

 「私、〇〇」「〇ちゃんって呼んで」

 おそらく一期一会の出会いだけど、子どもたちが自己紹介するまで仲良くなるのが、微笑ましい。しかし、この日は、小学生グループが私にも尋ねてきた。

「お父さんは、名前なんていうの?」

 これには参った。確かに一緒になって遊んではいる。しかし、私の下の名前を知ってどうするよ(パパでいいじゃん)。

 照れ臭いので、

私「えー、私の名前は言わないでーす。」

と返した。すると、「待ってました」と怒涛の勢いで

「へ~、イワナイくんか!」
「よ、イワナイ!!」
「イワナイだったか~」

と、集団で返ってきた。うちの娘たちはその発想に大爆笑。結局、公園では「イワナイ君、こっち!」「じゃあ、審判はイワナイ君ね」「イワナイ君、バイバイ」とおじさんでも君付けが許されるジャニーズ・システムで呼ばれ続けた。

 今、この投稿を書きながらも、プッと思い出し笑いしてしまうお気に入りのあだ名「イワナイくん」。
 なぜお気に入りかって、小学4年生の感性に気付けたからだ。

 自分自身の30代の感性、娘たち(幼児・小学1年生)の感性、お客様の感性には日々触れている。そこに「名前は言わないです=イワナイ君」が当たり前の感性はない。娘が小学生中学年や高学年になったら、こんな「ああいえば、こういう」な感性が、うんざりするほど日常的なものになるのだろう。

 小学生らしい感性に懐かしさを覚え、自分の凝り固まった思考に気付く。そして、今後の子どもたちの成長も楽しみになった出来事。

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 noteも、様々な声、感性に出会うことができる。ビジネスでも、創作でも、エッセイでも、それぞれの常識や、それぞれが見えているものを知ることができる。外出を自粛する中で、狭まりがちな価値観を広げられる。

 たまたまnoteをはじめて2年目ラストの投稿が、note編集部のオススメ、注目記事に選ばれた(マガジンが豪華!!)。

お勧めまとめ2

 この投稿のイラストは、椿さん。実は、投稿内の出来事が起きている際、フォローしている椿さんのイラストが目に留まり、娘たちの様子に重ねたことが書き出しのきっかけだった。私の日常生活だけでは、子どもたちの様子と「蕾」を重ねる感性はなかっただろう。

いつも、ありがとうございます!

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 noteの公式投稿にも、以下のように記されている。

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年齢、性別、好み、アイデア、思想。
十人十色という言葉がある通り、人間が存在する限りバリエーションは豊富にあります。そして、そのすべてをすばらしいものとして、noteは後押ししていきたいと考えています
(note公式下記リンクより引用)

 頷きながらも、「レ点」は簡単なようで難しい。

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 「つくる、つながる」は停滞気味でも、「とどく」ものは日々読んでいる。光も影も。

 令和の始まりとともにスタートしたnoteも、今月から3年目(2周年)に突入。引き続き、視野を広げていこう。

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