運命の本を探して
ずっと運命の本を探し続けている。
私のために書かれた、
最初から最後まで、心にしみるような本が、
ページを開いた瞬間に「これだ」と気づくような本が、
どこかにあるはずだ。
この本も良い。
でも違う。
あの本も良い。
でも、あれでもない気がする。
大型書店に行くと
一生かけても読み切れないほど
大量の本が、本棚に並んでいる。
私のためだけの本が、
私に探し出されるのを待っている気がする。
でも今日も私は、その本を見つけられずにいる。
本当はわかっている。
そんな本はどこにもないことを。
でも、あるかもしれないという希望を、
心の底で、ずっと捨てられずにいる。
今日こそは出会えるかもしれない。
そんな儚い期待を抱き
今日も私は本屋に行き
明日も私はページをめくる。
「その言葉が必要な方に、メッセージが届くように。」発信のための自己投資につかわせていただきます。