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知らない自分、覚えていてくれる人
先日会社のメンバーで釣りをした話を、ふと家族ラインでした。実家が海の方にもかかわらず、記憶がある限り初めて自分で魚を捌いたので、伝えたくなったのだ。
そしたら父からの返信。それも珍しく少し長い文で。
「そう言えば、2人で勝浦の堤防で釣りしたよね?フグしか釣れずに落ち込んでたら、パパは釣りが上手!って大喜びしてたな。」
悲しいかな、私は全く覚えていない。
いつのことだろう?そんなことあったような、なかったような。
親と子の間に生まれてしまう記憶ギャップは、子からするととても切ない。なんだか、覚えていないことに対して、申し訳ない気すらしてくる。
でも、自分の知らない間に大切にされていたことを感じ、胸が熱くなる。自分の覚えていない自分の記憶、家族の記憶。
そういう幼い頃の記憶って、その人がいなくなったら二度と自分で認知することのないものになっちゃうんだろうな。
なんでもかんでも覚えていることを伝えればいいってことではないと思うけど。
子どもができたら、日記をつけたいなって思った。特に記憶力が乏しい自分なので。
ずっと覚えていてくれるとか、ふと思い出してくれるって、こんなにも愛を感じるんだなぁ。
「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」
ほんとそうかもしれない。
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