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☆後半☆8割のサラリーマンは知らない。セグメントとターゲッティングの違いを知っていますか?【2021年最新】

では、前回からの続きで正しいターゲットの絞り方いついてお伝え致します。

ターゲットとは仮説立てと検証です。
例えば、前回市場を分割した美容院市場を例に見てみましょう。
カット・カラー・トリートメント・ヘッドスパ・セット・髪の相談と分割しましたね。
ここで考えなければ行けないのは、市場に起こっている「不」を探さす事が必要です。不満、不安、不経済的などです。
何故なら前回お話しした、メンタルアカウンティングで身だしなみの優先度が低い人ってあなたの周りに一定数いませんか?身だしなみには、お金を掛けないけれどゲームにはお金を使う人は会社にいませんか?

さらに髪の毛を切るのに、シャンプーを求めていない人はいませんか?美容院に行くと1〜2時間掛かってしまう、床屋に行くと髭剃りが自動的にメニューに入っている・・・これって面倒臭い!そんな人、いませんか?

美容院は予約をするのは当たり前で、面倒くさい、でもその概念を覆しコンビニみたいに空いているならサッと入って髪の毛を切っても良いのではないか、という仮説が立ちませんか?

そんな「不」に対して事業を起こした会社があります。「QBハウス」です。

ここは仮説と検証を立てて事業を起こしています。
1号店は神田にオープンさせます。そこは、「人口変数」的にお金はあるけど時間がない人が一定数いて、オフィう街で競合は少ないが需要が多い場所を選び「地理変数」髪を切る時間を掛けたくない「心理変数」そして髪を切るという突発的な心理状態「行動変数」を仮説してます。

それでは、私たちの事業はどのように成り立っているでしょうか?
主に3つあります、それはエリア、顧客、競合です。
市場がどこにあって、どんな人がいて、今までどの会社が彼らを満たしていたかです。この3つを分析する事によって、そこで勝つか負けるかが決まっていきます。

ターゲティングに使うフレームワークの「6R」についてお伝えします。
・Realistick Scale(市場規模)
・Rate of Growth(成長性)
・Rival(競合状況)
・Rank(優先順位)
・Reach(到達の可能性)
・Response(測定の可能性)があると言われています。
ただこの中でも6つ全ての要素を満たしている事業は多くありません。

今回、お伝えさせて頂くのは、市場規模、成長性、競合状況です。
・市場規模・・・今現在、それにお金を払ってくれそうな人は何人いるのか?
・成長性・・・今はまだ、そこに市場がなくても、将来ここにビルが建ったり、
       住宅地ができるなどの要素。

・競合状況・・・今、ライバルが何店舗あるのか、いくらでそのサービスを
        行っているのか?
この3つの状況を見極めていく必要があります。

このフレームワークは新規事業でも、既存事業の軌道修正には重要なワークになります。ターゲットを見直す事によって市場を変えて行こうが、正しい考え方で、
市場を決めてターゲットを絞る事は、顧客を分割しているに過ぎないため意味がありません。

例えばUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は、何故2009年に廃れたのでしょうか?
そして何故、その後、回復できたのでしょうか?
ここに、セグメントとターゲティングの極意が見えてきます。

USJはアトラクション重視の若者向けに展開していたが、若者は飽きが早くリテンションしてくれなくなった。
そこで今までは小さい子供連れのファミリー層をメインに置くようにしました。
何故なら綿密なターゲティングをしたからです。

●ファミリー層向けのテーマパークは市場規模が大きい(Realistick Scale)
●関西圏にここまで特化した競合のテーマパークがない(Rival)
●家族の意思決定者への優先ターゲット(Rank)

子連れのママさんは一人では行かないですよね?ママさんは基本家族の決定者で行くとなったら、家族4、5人で行きます、高校生が一人で行くのとは数が違います。
また関西圏にはアトラクションパークは多数あれど、ここまで特化したテーマパークがなかった、つまりライバルがいない。
こんなテーマパークがあったらママさんは子供を連れていく計画を立てますよね?

ターゲットを主婦にしたからこそ、テーマパークに予算を使ってUSJは盛り返しました。

ここでSTPの考え方って間違っていると思いませんか?

実際はTSP、初めにターゲットを決めてから、その市場のセグメントを分割するのが正しい方法です。

未だにSTPと言っている、コンサルタントがいたら時代遅れなんでいますぐ、辞めてもらっても良いかもしれません。


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