SDGsの5Pは企業ビジョンと同じ。コレを理解しとけば、かなりツワモノになれる🌟
SDGsについて簡単に説明しようとしても、どうしても17の目標と169のターゲットという数の多さに辟易されてしまい「難しい」と思われがち。
そこで、もっと簡単にSDGsの本質を理解するためにSDGsのビジョンともいえる5Pを説明したいと思う。コレを知っておけば、普段の取り組みやビジネスへの取り入れ方も容易になるはず!
↑いきなり答えを言っちゃう感じですが、コレがSDGsの5P。頭文字を合わせることで覚えやすくなっています。
SDGsの説明をする際、あまり語られない5P。なぜ語られないのかは知らない。私も学んだ時に、教えてもらわなかったので途中まで知らなかったし。でも、会社経営やビジネスについて学んでいる人には、こっちを話すとめちゃくちゃわかりやすい!と気づきました。
なぜなら、この5Pこそ、17個の目標を成し遂げるための上位ビジョンだと考えられるから。この5つのビジョンをどうやって成し遂げるか? 具体的な戦略が17のゴールなわけで、さらにその下に169のターゲット(戦術)があるという構造。ほら、わかりやすいよね。
5Pは世界のみんなで目指したい姿
それはあまりにも当たり前のことばかり
そこを理解した上で、5Pを見てみるとめちゃくちゃ当たり前のことしか書かれていないことがわかる。誰だって望むよね、だったらいいよね、なこと。だから、SDGsで目指す未来を193の国が全会一致で賛同したんです。
5−1 People 人間
すべての人の人権が尊重され、尊厳をもち、平等に、潜在能力を発揮できるようにする。貧困と飢餓を終わらせ、ジェンダー平等を達成し、すべての人に教育、水と衛生、健康的な生活を保障する。
5-2 Planet 地球
責任ある消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通して、地球を破壊から守る。
5-3 Prosperity 豊かさ
すべての人が豊かで充実した生活を送れるようにし、自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保する。
5-4 Peace 平和
平和、公正で、恐怖と暴力のない、インクルーシブな(すべての人が受け入れられ参加できる)世界をめざす。
5-5 Partnership パートナーシップ
政府、民間セクター、市民社会、国連機関を含む多様な関係者が参加する、グローバルなパートナーシップにより実現をめざす。
SDGsのウェディングケーキモデルも
知っておくと一層理解が深まる!
SDGsの5Pという上位概念がわかったら、次は17の目標をウェディングケーキモデルと言われている構図で並べた考え方も知っておくと、さらに理解が深まります。
↑経済・社会・環境で17の目標が分けられている。順番にも意味がある。
土台は私たちの生きている地球環境です。ここが整っていない限り、私たちは生きていくことがままなりません。最低限、生きていくために必要な自然を守り、水とトイレという衛生面を保とうというのが一番下です。
その上が社会。人間として生きる権利を平等に行使できるような社会にしていこう!という考えです。そのための目標が貧困、飢餓、差別のない社会であり、誰もが教育を受け、住み続けられる町づくりなど。
その上にやっと経済です。つまり、環境と社会の土台がしっかりとできている状態で初めて、経済成長を考えられるということです。企業の生存のための考え方とリンクしますよね。
最後、頂上はパートナーシップ。5Pでも掲げていたビジョンがここでも単独で置かれている意味は、それほど世界の国や人々が共にやっていく意義があることを示しています。
いまさらって感じですがw SDGsの基礎となる考え方を紹介しました。
もっと知りたくなった方は、さまざまな実例などから理解を深めてください。こちらのnoteマガジンで連載しています。
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