見出し画像

岩松勇人:転売ビジネスですぐにライバルに真似される。真似されることを防ぐ方法は?

以前、こんな質問をいただきました。

Q:輸入と輸出、両方で転売ビジネスをしています。今はAmazon輸入メインで稼ぐことができていますが、誰かの真似をするのではなく、自分自身で新規商品を開拓しても、すぐに同じような商品を真似して出品してくるライバルがいて、なかなか長く儲けることができません。なるべく真似されないよう、利益が取れる期間を長くしたいのですが、こういった場合、何か良い方法はありますか?アドバイスお願いします。

A:単純な転売をやる以上、遅かれ早かれ、フォロワーというものはついてくるものです。参入煙幕は張れても、完全なる参入障壁を築くことがなかなか難しいのが単純な転売ビジネスの特徴とも言えます。一方で、こういったフォロワーの参入を防ぎ、利益(価格差)が取れる期間を出来るだけ伸ばす方法というものは存在します。参考にしてみて下さい。

参入煙幕は張れても、完全な参入障壁は築けない。

「誰かの真似をするのではなく新規商品を開拓しても、すぐに同じような商品を真似して出品してくる輩がいて、なかなか長く儲けることができません…」とのことですが、いわゆるパイオニア(先駆者)的なやり方。素晴らしいと思います。

ただし、別のよくあるご質問で紹介しましたが、パイオニア(先駆者)が価格差があって儲かる商品がを見つけて売る。その商品が売れるとフォロワー(新規参入者)がどんどん増えて次第に価格差が埋まる。価格差が無くなると、またパイオニア(先駆者)が価格差があって儲かる商品を見つけて売る。またフォローが増えていく。

このループが転売の基本的な構造です。

単純な転売を続ける以上、いくらパイオニア(先駆者)的な動きをしても、基本的には、売れた瞬間にランキングに入る。あるいは売れた事実がデータとして残る。ランキングやデータを見たライバルが同様の商品を登録してくる。出品者が増え、価格競争になって価格差は埋まる(利益が無くなる)。

そのため、フォロワー(新規参入者)の参入を完全に防ぐことはできません。遅かれ早かれ、フォロワーというものはついてくるものです。参入煙幕は張れても、完全なる参入障壁を築くことがなかなか難しいのが単純な転売ビジネスの特徴とも言えます。

転売で利益が取れる期間を出来るだけ伸ばす方法。

一方で、こういったフォロワーの参入を防ぎ、利益(価格差)が取れる期間を出来るだけ伸ばす方法というものは存在します。

例えば、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、プラットフォームによっても、参入者が急に増えることで一気に価格差が閉じてしまうケースもありる。こういった場合、一つだけでなく、ヤフオク、Amazonなど様々なプラットフォームを使い分けることで、多少なりとも賞味期限を伸ばすことはできます。

また、Amazonの一番上手い使い方として、売れている商品から派生させて周辺商品、関連商品をリサーチ。そういった商品を自分自身でAmazonにバンバン新規登録していく。それらの中から売れてきたものは、どんどん買い足していく。自分自身で高回転(あるいは中回転)率の商品を作り出していく、開拓していく。こういった話を紹介しました。

Amazonなどのプラットフォームに商品を新規登録する際に、仕入先の商品画像をそのまま使ってしまえば、Googleの画像検索ですぐに仕入先がフォロワーに気づかれてしまうもの。

そのため

・あえて仕入先の商品画像をそのまま使わない。
・多少手間でも、自分自身で撮影してオリジナルな画像を使うこと。
・仮に画像検索されても仕入先が分からない状態を作り出すこと。


こういった工夫一つで、利益(価格差)が取れる期間を出来るだけ伸ばすこともできます。

また、もっと言ってしまえば、単純な転売ビジネスから脱却してしまうこと。

別のよくあるご質問でも紹介しましたが、例えば、ある程度ブランドが確立され、既に広く認知されている商品をフロントエンド(撒き餌)に、購入者リストに対してバックエンド商品を提供していけば、フォロワーに真似されないビジネスを作り出すことも可能です。

こちらのサイトで参考動画つきで詳細に説明してますので、ご興味のあるかたは是非ご覧ください。

岩松 勇人(いわまつ はやと)。株式会社NIC 代表取締役。脱サラ失敗から2億を稼ぐ社長に。現在は、楽天市場、DeNAショッピング(ビッターズ)、ネットショップなど。複数の販路展開して物販事業を拡大中。

Twitter

▼(オススメ)ビジネスに役立つ書籍を幅広く紹介しています▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?