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JFL第21節・FCマルヤス岡崎戦【いわきFC監督・田村雄三ここだけの話~BEHIND THE SCENES㉓】

田村雄三監督が自ら試合を振り返る連載コラム。今回は、9月5日にいわきグリーンフィールドで行われたJFL第21節の裏側を語ります。

▼プロフィール
たむら・ゆうぞう

1982年生まれ。帝京高→中央大→湘南ベルマーレ
2010年に引退。湘南ベルマーレ強化部スタッフを経て2015年、いわきFC強化部へ。2017年よりいわきFC監督

■「闘うこと」と「ハードワーク」。特別ではなく当たり前のこと。

たくさんのご声援ありがとうございました。皆さんの後押しのおかげで勝利することができました。

約1カ月半ぶりのホームゲームを楽しみしていました。やっぱりホームはいいですね。

では振り返ります。今節はシンプルに

①走行距離とスプリント
1)ボールを前に入れる、追い越すこと
2)コンパクトフィールドを形成し、チャレンジ&カバー+バックの意識。アプローチの質にこだわり、敵を消しながら2度追い

②90分+α止まらない、倒れない
1)チャレンジ精神
2)アグレッシブに、ハードにタフに闘う

もちろんプレーの細かい戦術指示はありますが、ベースの「闘うこと」だったり「ハードワークすること」を再度意識させました。

勘違いしてほしくないのですが「闘うこと」「ハードワークすること」などはベースであって、戦術ではありません。特別でもなく、当たり前のことです。それがなければ勝てないし、試合に出られない。そんな要素です。

(※YouTubeでは、試合のロッカールームやチームの裏側に密着した映像「BEHIND THE SCENES」を公開中)

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では今回は少し選手に触れつつ、裏話もいきます。

■選手達にチャレンジを促す。

今節は、チャレンジする姿が多く見られました。

例えばCB米澤哲哉、黒澤丈。ビルドアップでミスはありましたが、トレーニングでしたこと、求められていることにチャレンジしてくれました。前に入れる、運ぶ、パスの優先順位。「なぜミスをしてしまったのか?」を考えるようになれば、ミスの回数は減ってくる。今回出たミスを、成長の糧にしてくれればと思います。

また今節、山下優人をキャプテンにしたのですが、球際の反応、セカンドボールへの反応、前にボールを入れることに、チャレンジする姿勢が見られました。

全体では、守備で奪う所の共有を変えたのですが、全員がアラートに対応してくれたと思います。攻撃でも追い越す意識、スプリントする場所を提示したことで、効果的なランニングが多かったと思います。

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試合をしながら、成長していく。右肩上がりを想定してチームを作っているので、選手達にはこれからもチャレンジを促したいと思います。

■勝ちたい気持ちから出た言葉。

ここまでは試合の感想です。


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