THE IWAKI WAY【スポーツディレクター・田村雄三ここだけの話①】
昨年まで5年間チームの監督を務め、今年からスポーツディレクターに就任した田村雄三が自らの仕事、そして今感じていることを語る不定期連載コラムが新たにスタート。第1回のテーマは、チームが掲げる「THE IWAKI WAY」。いわきFCにできること、いわきFCだからできることとは何か、について語ります。
■Jリーグ58番目のチーム。
スポーツディレクターに就任してから初投稿になります。今までとは違う視点でnoteを記載、更新していきたいと思います。
ちなみにですが、今年もこちらの有料noteの売り上げはチーム運営費に回させていただきます。よろしくお願いいたします。
チームが始動して1ヶ月あまり。J1、J2はいよいよ今週開幕です。コロナ禍でいろいろと規制がある中、「感謝」の気持ちでの開幕。「週末にJリーグがある日常」が戻ってきます(J3の開幕までは、まだ3週ありますが…)。
Jリーグが設立されて30周年の今年、いわきFCを58番目のチームとして受け入れていただきました。大変うれしく思いますし、楽しみでしかないです。いわき市を、双葉郡を、浜通りを、福島県を全国の皆様に知っていただける。とてもワクワクすると同時に
と思います。
年末年始から仕事内容が変わり、視点も変わり、チームよりもクラブについて考えることが多くなりました。今はまだ、いろいろなことを整理しながら走っているところです。
■「IWAKI WAY」と「ホスピタリティ」
昨年のホーム最終戦で「IWAKI WAY」と口にしました。実は今も、その言葉の意味をずーっと考えています。
「IWAKI WAY」って何だろう。
何が、どういうことが、どんなことが「IWAKI WAY」なのか。
そもそもJリーグって何だろう。Jリーグの理念って…。
いつも常識を疑い、そこにとらわれず、正しいと思うことを貫き通してきたよな。新しい形のクラブであってもいいよな、とか。
2016年からの資料を振り返りながら、カルチャーを思い出し、言葉を振り返り、現状と照らしわせる日々を送っています。
「IWAKI WAY」の答えはクラブだけで出すものではなく、ファン、サポーターの皆さんと、地域と、連携していくことで見えてくるかな、と思います。
だから、今年のいわきFCの大きなテーマは「ホスピタリティ」。
「サービス」と「ホスピタリティ」は違います。与えられたことだけをするのではなく「相手がどう思っているか」までを考えること。私的には「Plus1クオリティ」。常に「もっとできるのでは?」と思うこと。
好きな言葉で言うと、
です。
ホスピタリティというテーマから考えると、アウェーチームのサポーターの皆様も大切なお客様です。
まず、アウェーチームのサポーターの方々に何を知っていただくのか。そして、いかにして試合に来ていただき、いわき市と双葉郡を好きになっていただくのか。
浜通りという土地、温泉、水族館、飲食店、スパリゾートハワイアンズ、そしていわきFCパーク、などなど…。
ヒントはいろいろありますし、できることもたくさんある。その部分もファンの皆さんと手を取り合いながら、形にしていけたらと思います。
■あと1カ月。選手もスタッフもハードワークしている。
現場(サッカー)は今、村主監督の元、毎日強度の高いトレーニングを積んでいます。
徹底的にフィジカル向上に取り組む「鍛錬期」も終わり、ここからはトレーニングゲームでトライ&エラーを積み重ねていく段階に入ります。
村主監督の元、選手、スタッフがとにかく一生懸命ハードワークしてくれています。選手にとっては毎日が競争。スタッフは選手のためにサポートやオーガナイズをする。選手とスタッフのキャッチボールを見させていただいています。
あと1カ月、いい準備をしたいと思います。そしてこの1年、IWAKI WAYについて考えながら過ごしていきます。
最後に…
皆さん「スポーツディレクターって結局、何をする仕事なの?」という疑問をお持ちだと思います。そこで次回は
「サッカークラブにおけるスポーツディレクターという職が何なのか」
について、記したいと思います。
(終わり)
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