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I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」vol.9

I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」! このコーナーは、いわきFCの新スタジアムを議論する「IWAKI GROWING UP PROJECT」のメンバー、わたくし金澤裕子が、グラフィックレポートで検討委員会の議論の様子をお伝えするコーナーです。

今回は、1月20日にドームいわきベースで行なわれた「第8回分科会1」の様子をグラフィックで振り返っていきます。

今回はユース委員たちが分科会に参加し、昨年開催したユースフォーラムの報告書を発表していただきました。テキスト版はこちらからご覧になれますので合わせてご覧ください。それではグラレポ、スタートです!

まずはビジョンブックについて議論

まず初めに、IGUP分科会1の2023年度の成果物として「ビジョンブック」なるものを作ろう!というお話。端的に言えば「私たちがどんなスタジアムをつくりたいか」を紐解いたような本で、今後新スタジアムにより多くの市民の皆さんにも興味関心を持って参画してもらったり、資金面を動かしていく上でステークホルダーになりうる方々に説明するのに活用されたりと、非常に大切な役割を担うブックになりそうです。ユース委員からは「デジタル版が必要だ」という意見も出ました。

ユース委員からの報告

続いては、今回参加してくれたユース委員3名からの報告タイム。この「はじめに」を聞いて大人たちの心は大きな感動を受けていました。

ユースフォーラムの内容を反映したユースメンバーの提言

この報告書には、2023年に実施した3回のユースフォーラムやスタジアムボイスの内容が反映されています。1回目のユースフォーラムで出た「借景」は奇跡のような言葉だ、と上林先生が唸っていました。ただ、一般的になじみの薄い言葉でもあるため、解説も必要なのかなと。また「ボールパーク」は野球用語なので、それに代わるピッタリな言葉があればいいな、という話も出ました。

ユースチームの提言 4〜8まで

 「『未来につながる』おもてなし」「『思い立ってすぐ行ける』便利なアクセス」など、言葉の選び方も考え抜かれていて素晴らしいです。

こちらでは抜粋のみ紹介していますが、テキスト版で全文もご覧いただきたいです。報告書のPDFをダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

IGUP委員からのフィードバック
スポーツ庁の西島さんにもお言葉をいただきました

北澤さんや前野さんも言っていましたが、私たちは今まで議論を重ねながらどこか「新スタジアムは地域課題を解決する場」という意識が強くなり、純粋に「こんなのあったらいいな」と未来に向けたワクワクする気持ちをちょっと後ろに置いてしまっていたことに気づかされました。

スポーツ庁の西島さんも来て話してくださいましたが、大人たちみんな納得するしかない、素晴らしい報告だったと思います。 ユース委員たちの真っすぐな思いが詰まった報告に、私も心が突き動かされるようでした。

大人になると経験値が高い分、問題解決には長けるけれど、純粋な「こうしたい」思いがあっても動く前に計算して切り捨てることも多い。けれど子どもは思いを行動に移す力が強い。大人と子どもそれぞれ見えている世界が違っていて、それらを重ね合わせた時にまた新しい世界が生まれるのではないでしょうか。

今までの分科会でのインプットやユースフォーラム・スタジアムボイス活動がギュッとまとまってスタジアムのひな形のベースができたような、そんな時間でした。次回はこの報告書をもとに議論を深めていく予定で今からとても楽しみです。 それでは今回はこの辺りで。以上、金澤裕子でした!


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