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私的音楽アーカイブ17(ウィントンケリーほか)

161.リーモーガン:THE COOKER
162.クリフォードブラウン=マックスローチ
163.ドナルドバード:OFF TO THE RACES
164.ウイントンケリー:KELLY BLUE
165.ティナブルックス:TRUE BLUE
166.マイルスデイヴィス:DIG
167.ハンクモブレー:HANK MOBLEY SEXTET
168.キャノンボールアダレイ:CANNONBALL ADDERLEY QUINTET IN CHICAGO
169.ウェスモンゴメリー:THE INCREDIBLE JAZZ GUITER
170.ポールチェンバース:WHIMS OF CHAMBERS

●164.日本人は能や歌舞伎、さらには歌謡曲、演歌に至るまでの演劇・音楽史を見てもわかるように敗者の美学、哀愁の美学のようなものを好む。ジャズにおいてもそうした傾向があり、ピアニストでもマルウォルドロン、ウイントンケリーなどの音楽や音色は、日本人の好みに合うようだ。このアルバムはまさに日本人が好みそうな、ファンキー、ハードバップの範疇ながらどこか物悲しげな感覚が根底に潜むケリーの音楽性を感じ取れる。

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