【映画感想文】カルト教祖になる方法
普段投稿しているジャンルと全然違いますが、Netflixで「カルト教祖になる方法(How To Become A Cult Leader)」というドキュメンタリー映画を観たので、その感想を書きます。
アニメなどのフィクションも好きですが、Netflixをサブスクしているのは、独自コンテンツのドキュメンタリーが面白いのが理由です。
作品の概要
「カルト教祖になる方法」はタイトル通り、視聴者がカルト教祖になるにはどうすればいいかを、実際の事例を用いて紹介する番組です。
全6エピソードにて、主に以下の6人のカルト教祖の実例を元に、教祖への必要なプロセスを説明していきます。()内は必要なプロセスの題目です。
・Charles Manson(土台づくり)
・Jim Jones(信者の拡大)
・Jaime Gomez(思想の改造)
・Marshall Applewhite(永遠の約束)
・Shoko Asahara(イメージの管理)
・Sun Myung Moon(不滅の体現)
最後の2人は、日本人にも馴染みの深い教祖だと思います。
一応付言しますが、この番組はエンタメ寄りのドキュメンタリーで、これを見てすぐに教祖になれるわけではないので、あしからず。
個人的には、こういう事例もあるので注意しましょう、という啓蒙みたいな番組だと捉えています。
全体の感想
この番組を観て、少なくとも私には教祖は向いていないなと思いました。
最初のステップである、「自分が特別な存在だと信じる」ことでも、自分はそこまで極端に自分を信じることができないなあ、と思ってしまうので、たぶん途中で挫折すると思います。
もちろん「自分が特別な存在だと信じる」こと自体は、自己肯定感を高めるので良いのですが、カルト教祖が信者を集める手段にも使われるとのことなので、ほどほどの自己肯定感が良いんでしょうね。
上記以外にも、信者を集める方法がたくさん紹介されているので、勧誘される前に番組を観ておいたほうが良いかもです。
個人的に面白かったところ
"Next Level"宇宙人
性の悩み、外見の悩み、対人関係の悩みなど、番組で紹介されるカルト教祖は、信者の様々な悩みに寄り添うように、自身の教義を広めていきます。
その中でも、自分が一番引っかかりそうだったのが、Marshall Applewhiteが提唱する"Next Level"宇宙人で、教義を忠実に守ると死ぬことのない宇宙人になれるという、死の悩みに寄り添うものでした。
もちろん、荒唐無稽なことを言っているのは、客観的に見れば分かるのですが、結構私自身がファンタジーとか疑似科学とかが好きなので、話を聞いてしまうと案外信じてしまいそうだなと感じました。
まあ大体こういうのは、「私は絶対に引っかからない」と信じている人が、実際には信者になると思うので、「引っかかってしまうかも」と常に思えるようにはしたいです。
統一教会
一年半前くらいに、日本のニュースで旧統一教会の話題が多く取り上げられた時期がありましたが、正直その宗教については、あまり深く知らずに終わりました。
ただこの番組のエピソード6で、統一教会の具体例が紹介されていたので、勧誘の仕方やアメリカ進出の方法など、色々と知ることができて勉強になりました。
若干情報が古いので、今の旧統一教会の組織が、番組の内容のようなものかは不明ですが、既に政界や経済界とも深いつながりを持っている宗教なので、もう身近に存在するものなのは確かそうですね。
興味がある方は、エピソード6だけでも視聴してみてはいかがでしょうか。
まとめ
普段投稿しているジャンルと全然違いますが、本記事ではNetflixで配信されている、「カルト教祖になる方法」というドキュメンタリーを観た感想について書きました。
本記事で紹介した事例は、映画のほんの一部なので、もっと詳しく知りたい方は、Netflixにてご視聴をオススメします。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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