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【IWAI story # 2〜参道編〜】自分の心との準備を促す場所


「参道」からはじまるIWAI OMOTESANDO。

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今日はこの「参道」をつくるにあたって込められた、ストーリーをぜひお楽しみください。


「参道」の由来


外観編でもお伝えしたように、表参道という土地からインスピレーションを得てつくっており、この「参道」も「表参道」からとっています。

表参道のメイン通りを中に2本入った静かな場所ですが、壁の内側の非日常空間である世界に入るにあたって、長さ25mもの長いストロークの廊下を設けることで、「この中に入っていくぞ」という準備できる時間をあえて設けました。

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千と千尋に出てくる、現実世界と神々の世界を繋ぐトンネルをイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。

こっちとあっちの世界、「一体何があるんだろう」と自分の心との準備を促す場所です。



中性的な存在であるIWAI花

参道に入るとその先に生けた植栽が見えてきます。

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さらに中に入るとIWAI OMOTESANDOには、
各場所に季節のお花が生けられています。

その中でもこの参道にあるお花は、
ひとつテーマをもっており
それは「中性的な存在」であることです。

この場所に飾られる花は
他の場所とは違っていて枝がメイン
見る人によって感じ方や受け取り方が違う。

何も感じない人がいるかもしれない、
こちらから何か押し付けるものではなく、
フラットな印象
持ってもらいたいと思っています。

ここはただの結婚式場ではなく、
人をお祝いするという場所
です。
お祝いをするのに
男女や白黒も東西も何もかも関係ない
そんな世界観の中でそんなものを
大切にしているよ
ということをここで表現しています。



鳥居のような参道の屋根

印象的な茶色っぽい赤色のある参道。

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屋根があることからも鳥居をイメージしているのではないかとよく質問をいただきますが、特にイメージはしていませんでした。

景観を意識はしますが、存在感がありかつグレーとも相性が良い色は何かと模索しこの色になりました。

このファサードのデザインも表参道のケヤキ並木からインスピレーションを受け、等間隔で柱をたてることにしています。

実は参道の方向とも一緒なんです。



次回は「参道」から入ったエントランスにある「レターギャラリー」について。
次からは建物の部屋の中をご紹介していきます。

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お楽しみに。



参道からお読みになった方は
ストーリーを感じるためにも
ぜひ合わせて外観編もご覧ください。


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