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子ども向けオンラインワークショップは大成功!新たな可能性を感じました

お知らせしていた子ども向けのオンラインワークショップですが、問題なく終えることができ、今後のイベントのあり方や仕事について、新たな可能性を感じる結果になりました。

今回のイベントや開催経緯などについては、前回の記事をご覧ください。


開催前に想定したトラブルと対処方法

Zoomを使って複数の家庭をネットでつなぎ、子ども向けワークショップを開催するという今回の試みは、企画されたCreativeCapitalも私も初めて。開催に際しては、次のようなトラブルを想定しました。

・ネット、Zoomの不調
・開催時刻どおりに接続してもらえるか
・説明がきちんと伝わるか
・子どもの集中力が持続するか
・その他、想定外のトラブル

気になったのは、やはりネットへの接続や視聴環境、そして参加者のマナーや意欲というところ。問題なくイベントが進められるように最大限の配慮はしつつ、CreativeCapitalには少しぐらいトラブルがあった方が学びになりますよと伝えていました。

ネットや機材のトラブルは運営側にも起こりうることです。私はiPhoneとMacbook Air、CreativeCapital側も複数の端末を準備。CreativeCapitalのお一人は実際に子どもと一緒にワークショップに参加されました。

しかし結果的には問題なし。皆さん、ちゃんとネットにも接続して、開催時間に集合。説明もきちんと伝わり、想定外のトラブルも無し。

Zoomにはホスト側が特定の利用者をミュートする機能があるので、興奮して騒ぐ子どもがいたり、騒音が入り込むようなら、そちらで対処可能。こちらは運営側で適宜使っていただけていたと思います。

また、これはイベント後に教えてもらいましたがZoomにはメインカメラの視点をホスト側で制御する機能があり、運営側がちょっと飽きているかな?と思われた子どもに注目するよう、まめに切り替えを実施。お陰でこちらの声がけもしやすかったです。

その他なにか問題があったときは電話対応する準備もできていましたが、イベント開催中に、特にそのような連絡を行う必要はなかったと思います。


子ども達の驚くべき想像力、つながる楽しさにオンラインイベントの新たな可能性を感じた

ワークショップは、スバコ(土台になる四角と三角の立体)を作ってから、装飾を行うという内容。組み立て方の説明をしつつ、実際にどのような形になっているかを見せあいながら、進めていきました。

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参加者の年齢は5〜10歳。過去のワークショップの経験から、10歳以下の子ども達は少し年齢が違うだけで手先の器用さが大きく異なる場合があることがわかっていたので、その差を一番心配していました。

しかし、特にわからなくなることもなく、順調に組み立て完了。その後は思い思いに生き物づくりを開始。子ども達の発想にはお世辞抜きで驚かされました。

こちらのお友達が作ってくれたライオンと思われる生き物ですが、たてがみに使っているのは、スバコ同士を接続するためのジョイント。用途ではなく、形を見て考えたんですね。素晴らしい。

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こちらのお友達はたぬきっぽい生き物。写真ではわかりませんが、手前に写っている白いものは、目がついた煙のようなもの。これをパタッと倒すと、後ろから頭に葉っぱを載せた生き物が現れます。動きを表現しているわけで、これアニメーションですよ。すごい!

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最後は皆で記念撮影!あっという間の一時間半でした。

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左下のお友達は三角のスバコを生き物の耳に見立てて生き物を作っています。その右隣のお友達は紙で何枚も表情を作っていて、めくると色々な顔が楽しめるようになっていました。発想が素晴らしい!

他にもトンボのような生き物を作り、スバコの穴に糸を通して、上から下に滑らせて「これが飛ぶ速度!」と、速さを表現したり、木々を作って生き物だけでなく、その環境まで作ったり。スバコの端材を活用してくれたお友達もいました。

実際には大人の手助けもあったかもしれませんが、これだけ色々なものを作ってくれたことは、本当に驚き。こうやって自分で考えて手を動かし、何かを作ることの楽しさを感じてもらえたなら嬉しいです。その気持ちが大人になって何かを行うときの礎になるとよいな。


複数人を対象にしたオンラインワークショップに感じる新たな可能性

開催前は悩みどころが多くあった子ども向けオンラインワークショップですが、蓋を開けてみたら大きな問題もなく、子ども達も楽しんでくれたようで一安心。

これは参加者の接続環境やマナーのよさ、子ども達の想像力の豊かさ、そしてワークショップの環境構築や運営を行ったCreativeCapitalのサポート能力など、参加側と運営側がうまく噛み合った結果ではないかと思います。

仮にこのようなワークショップを1人で開催した場合、トラブル対応を講師自らが行っていたら、イベントが止まってしまいます。オンラインでもオフラインでも、イベントが成り立つのは運営スタッフがいるからこそですね。

皆でワイワイと行うイベントは、当然、オフラインの方が盛り上がるとは思いますが、外出を制限されているような状況にあって、他の子ども達の様子を見ながら行うワークショップは、オンラインであってもイベント感は味わえたのではないかと思います。私はまだ経験がありませんが、Zoom飲み会を行う人達の気持ちが少しわかった気がしました(笑)

オンラインイベントの開催が増え、参加することが珍しくなくなれば、コロナ禍が去った後でもその経験は残るはず。そうなったら、いままでは大都市圏や大型商業施設に集中していたイベントが分散化するかもしれないし、国境を超えたイベント開催も増えるかもしれません。

そうやって様々なオンラインイベントが、多くの人にとって身近なものになれば、私のように地方を拠点に活動している人達は、より仕事がしやすくなるはず。今回のイベントは小規模でしたが、大きな可能性を感じました。

イベントに参加してくれた皆さん、この素晴らしい企画で講師をする機会を作ってくれたCreativeCapitalの小川さん、砂田さんには心より感謝しております。ありがとうございました!

今回のワークショップでも利用したスバコは、オンラインショップで販売中です。どうぞよろしくお願いします。(^^


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