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何気ない日々にビールで乾杯。vol.1

2023年。今年の夏、暑すぎる。
天気予報の太陽マークは連日真っ赤。

あまりの暑さでバテバテ、今年は18きっぷの時期になっても土日出かける気になれない。
ご飯も食べる気も出かける気にもあまり起きず、
冷房の効いた部屋で寝転ぶ休日を過ごす。

まともな食事が3日に一回となり、
しかもその一回を、家系ラーメンを日に2杯食うとかいう明らか不健康ムーブをかます。
それ以外は、水とお茶とトマトジュースで生きる日々。

そのうち光合成できるようになるかとおもったけど、ヒト族ヒト科には無理なようで。
何やかんや日中歩いてるとぶっ倒れそうになってくる。

そろそろ食べないとヤバいと思い始めた矢先、
美容院でカラーの待ち時間、ふと楽天マガジンを開いた。
雑誌「ビール王国」の最新刊。これだ!と思った。

そうだ、クラフトビールを楽しもう。
アルコールは食欲増進してくれるけど、安くて飲みやすい酎ハイを飲み出したらまた太るだろうし。
ちょっと値段が高いから自制できて、程よく酔えるし。

そこからというもの、休みの日にスーパーを巡って、
夕食にクラフトビールを楽しむことを始めた。
アテのペアリングとか考えるのも面白いし、
なんかQOLが微増してきた気がしている。


少し前、こちらをいただいた。
雷電 閂 IPA。製造は長野・東御にあるオラホビールさん。

正直、ジャケ買いした。
ビールコーナーの陳列棚ではあまり見かけない、
FPSゲームの電脳世界みたいな鮮烈な色づかい。
サイバーパンクでカラフルな顔が睨みを利かすイラストには、東州斎写楽もさぞ驚きだろうよ。
受験期に狂って聞いてたFear, and loathing in Las VegasのCDジャケットかと思うくらい派手派手だ。

ブルワリーのある長野・東御市は、
江戸時代の雷電為右衛門さんという最強の力士の出身地。
こちらのビールは極め技の一つ「閂」を名前に冠しているとのこと。相撲には詳しくないけれど、その名は聞いたことがある。

https://ohlahobeer.com/raidenipa/
少し大きめのスーパーならあるかも?

黄金色がたまらん一杯をいただく。
こちらのビールはIPA。インディアンペールエール。
苦味とアルコール度数高め。

トップにホップのフレッシュな苦味がバチコン、ぎゅわっとくる。
初手から鮮烈な技を食らっちまったかの衝撃が走り、
苦みのパンチがさわやかに飛んでくる。

かなり青々としていたあれだよ、仙台人にしか分からないけど、もう6月下旬ぐらいの定禅寺通りだよ。
新緑の林や青竹の小径にすっと風が吹いてくるよ。

口の中で苦味がじーんわりと残ってくれるけど、
そこまで嫌味がなくて、むしろ癖になる心地よさ。
後から丸みのある甘みがふわりと香ってくれる。

苦味は残ってくけれども、すきっと爽快感が強くて最後はキレッキレよ。それはもう昔ニコニコで見てたDaisuke...くらいキレキレ。

ガンガン飲むのは難しい、風味を味わうビール。
ちょっと高めのALC 6%で食後はふらり。

この日はスーパーのタイムセールで偶然、
100円台でカツオのたたきが手に入ってアテにした。
子どもの頃はカツオよりマグロだったけど、
ようやく旨さが分かってきた。大人になったみたい。
分かってやれずすまなかった、磯野よ。と思う。

味を感想にするのは難しいんだけど、
同じビールって飲み物なのに、作り方とか注ぎ方とかで味が全然違うのは面白い。生き物なんだろうな。

全国旅したけれど、今度はビール探しに行く旅なんてのもいいかもしれない。
久しぶりに楽しみが増え、嬉しく思っている今日この頃です。

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