【半分だけひっくり返る文字】お子様の自由研究ネタに! ③
(前回までのおさらい)
紙に書かれたこの文字
図1
さかさにすると…
図2
こう。この状態で、鏡の前に立ってみましょう。
すると…
図3
鏡にはこのように、映るんですね~
ところでこれを、私は【半分だけひっくり返る文字】として紹介しましたが、ウソをついてました。図2→図3にいたる過程で、「CHOICE」だけがひっくり返って元の向きに戻ったように見えるのですが、じつはそんなことは起こっていないのです。どういうことか。
わかりやすくするために、文字を加工してみたいと思います。文字の上半分を赤く、下半分を青く塗ります。
それを、さきほどと同じように、ひっくり返します。
青が上、赤が下になりました。これを、鏡に映すのでしたね!
紙を持った男の子の後ろから見てみましょう。
ごらんのように、「CHOICE」も「QUALITY」も、青が上のままです。べつに「CHOICE」の文字が、鏡に映すことによって再度逆さまになったわけではないのです。
じゃあ、なんで鏡に映すと「CHOICE」と「QUALITY」で見え方に違いが生まれるのか、それは字の形にヒミツがあります。
「CHOICE」は赤の部分と青の部分の形が全く同じ。紙を真ん中で折れば赤と青がぴったり重なります。いっぽう「QUALITY」は赤の部分と青の部分の形が異なっています。
ここに差が生じるのです。「CHOICE」については逆さになっても形が変わらない。このことを利用してマジックに見せていたわけですね~
この理屈を用いれば、他の言葉でも同じことができます。たとえば、
CARBON DIOXIDE (二酸化炭素)
とか。
日本語だと
一日中 山道
とか。探してみると楽しいかも?
※より詳しく知りたい方はこの本をどうぞ。
読んで下さりありがとうございます!こんなカオスなブログにお立ち寄り下さったこと感謝してます。SNSにて記事をシェアして頂ければ大変うれしいです!twitterは https://twitter.com/yu_iwashi_z