挑戦している君へ
応援している選手へ、今回もメッセージを送る。
つい4ヶ月ほど前に開幕したばかりの2020年プロ野球シーズンももう終盤。
3週間後には日本シリーズをしているというから驚きだ。冷静に考えれば、もう11月なので当たり前ではある。
例年なら若手は秋キャンプをして、日本代表選手はプレミアやらで海外チームと戦って。戦力外や引退もすでに発表されていて、トライアウトもある。
そして月末にはファンフェスをする。それがプロ野球のいつもの11月だ。
今年がイレギュラーなだけだ。
そんなイレギュラーシーズン、セ・リーグの覇者は読売ジャイアンツに決まった。
シーズン序盤から圧倒的な強さをみせ、若手も積極的に起用しチーム全体の雰囲気も明るく感じられる今年のジャイアンツは優勝するにふさわしいチームであったと感じる。(贔屓目あり)
そんな輝かしいチームの中で彼は今年も頑張った。
まだシーズンが終わっていないので、過去形にするのはあまり好ましくないが、現在コンディション不良により調整中のため、日本シリーズを含めた今後の一軍登録はないだろう、とよんでこう記載する。
私から彼へのエールは、
野球を楽しんで
だ。
偉そうになってしまうことだけ許していただきたい。そんなつもりはないし、言われなくても多分楽しんでいると思う。けどエールとして送るなら改めて、楽しんでほしい、笑顔でいてほしいと願ってしまうのだ。
2020年、新しい背番号になり、覚悟のいる挑戦の1年だったことだろう。
投手でも間違いなく若手が活躍していて、先発ローテを守っていた2年目ハタチの戸郷くんや、自主トレを一緒にやっている中川皓太くんなども大活躍だった。若出じゃなくても、同級生でトレードで入ってきた高梨くんも存在感を出していたし、背番号を譲ったかぎぽんも1年間一軍にいた。
すごく頑張っていたと思うけど、それでもうまくいかないことがたくさんあったかと思う。彼はずっと挑戦し続けているのだ。試合に勝つ、貢献するということはもちろん、自分にも挑み続けていたことだろう。
そんな挑戦し続けるからが好きだ。どんな時もいつも笑顔で、丁寧に野球をする彼の姿をずっと応援してきている。
来年同じチームで同じ仲間と一緒に野球をしているか、今は誰にもわからない。
それでも、彼にはその笑顔があるから、野球を楽しむ姿があるから、これからもいつまでもエールを送り続けたい。
悔しい気持ち、不甲斐ない気持ち、人に言えないような気持ち、たくさんあるだろうと思う。
彼のその気持ちを代わりに持ってあげることはできないけど、一緒に乗り越えるためのエールを送ることならできる。
今までのあなたが作り上げたもの、それによって得た仲間やファン、功績はこれからもずっとあなたの味方だ。
あなたは1人じゃない。努力してきた今までの自分もいる。
これからも一緒に前に進ませてください。
挑戦し続けている大好きな君へエールを。