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問題になっている演劇のアレについて

いろいろと思うことはあるけど、
まず先に、ひとつ。

たとえ、決して許されない内容でも、
ひとりの人間に、多勢で責めるような、
バイアスを感じるのが、僕は苦手だ。
それも「暴挙」だと、僕は感じてしまう。
些細なケンカも、多くの人が亡くなる戦争も、
「自分は間違っていない」から始まる。

こういうことが起きたとき、
お起した本人を「責める」より、
我が身を振り返ったり、周りを見回したりして、
次が起こらないように「気を付ける」
、ことを考えていくほうが、よっぽど建設的だと思う。


さて、前述のことは、
例の問題とは関係なく、思うことで、
例の問題について、僕が思うのは、

正直、
僕は「演出」もやる人間なので、声を挙げる権利が無い。
と思いました。

僕もひとりの人間として、
もちろん、悲しい気持ちになりましたし、
役者やスタッフだけをやっている人間だったら、
もっと深入りしていたんだろうなぁと思います。

でも、僕は演出をやっている人間で、
僕はやってないです。と答えても、
それは相手が判断することですし、
もしかしたら、自覚がないところで、
誰かを傷付けているかもしれない。
そんなやつが「ハラスメントは許せない」と、
自分を棚に上げることは、決してあってはならない。
だから、こういう話を聞いて、
僕にできることといえば、
我が身を振り返り、気を付けていくことしかできません。
この類の話を聞くたびに、こういう形でしか助力ができず、
申し訳なく感じております。


Photo:いば正人

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