Too Sudden (突然すぎる)- IUME

この歌は、大失恋をしたときに泣きながら作った曲です。

彼との出会いは偶然でした。

友達の友達として出会って、偶然同じレストランで食事をした後に、「うちに、コーヒー飲みに来る?」と誘われて、「いいね」と特になにも考えずに行きました。

その後、彼のレストランでごちそうになったり、彼の友達カップルの食事パーティーに招待されたりして、だんだんと距離が近づいていきました。

その時は、彼女がいる、ということは一言も言っていなかったのに...

親密な関係になったあとに、「遠距離の彼女がいるけど、うまくいっていないんだ」と、打ち明けられました。

「えーっ?」かなりショックを受けたのですが、そこでやめず...

今思えば、浮気男の代名詞やーん!って感じですね(笑)今だったら、絶対に好きにならない。

はい、とんでもない人にはまっていました(笑)


彼は彼女と別れて、正式に彼氏・彼女の関係になった数日後…

彼のレストランで私の音楽ライブをした、翌日の朝のことでした。

彼の家で一緒に朝食を食べていると、

「出て行ってくれない?」

「えっ?今日、もう仕事行くの?」

「いや、出て行ってほしいんだ。この家から...」

「えっ?...それって、仕事行くからじゃなくて、この家から出て行ってほしいってこと?」

「うん、そう」

「...私がこの家にいるのが嫌なの?」

「うん、もう終わりにしよう」

「...はっ?」

前日、彼のレストランで、幸せそうに私の歌を聞きながらお客さんに料理をふるまっていたのに。

お客さんが帰った後に、2人で打ち上げで飲んで歌って踊って楽しんでいたのに。

訳も分からず、荷物をまとめて、当時働いていた音楽スタジオに向かいました。

同僚に会うと、はりつめていた感情が一気にあふれ出て、大泣き。

ハグをしてなぐさめてくれて、さらに大泣き。

同僚は仕事があるので、私は、1人で録音スタジオにこもり、泣きながらピアノをポロポロ弾きはじめました。

「too sudden (トゥーサドゥン)」=突然すぎる

と思いながら。

すると、突然サビの部分が空から降ってきたのです!

Yesterday, you're smiling to me. Today you left me...♪と口ずさんでいました。

その時の状況、そのままの歌詞です。

これまでに起きたことを思い出しながら、その時の気持ちを言葉にして吐き出していきました。

しばらくして、泣き止んで落ち着くと。

…えっ!歌、できたじゃん!

早速、忘れないように録音しました。

ずっと歌が作れない時期だったのですが、失恋で感情がヒートアップしたんですね。

あっという間に歌ができました。

悲しい出来事で生まれた歌ですが、今歌うときは、全然悲しくなくて、笑ってしまいます。

悲しい気分になって、歌に魂を吹き込みたいのに、なんであんな人を好きになったのだろう、としか思えなくって(笑)

本当、あの時振られてよかった!よい学びとなりました。

失恋をして悲しい気分の方!成るべくしてなったのかもしれないですよ。

長い目でみればよかったんだ。と思える日が来ることを祈って...

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