ETFの仕組みについて

ETFとは上場型の投資信託です。
普通の株と同様にニューヨーク市場や東京証券取引所などの株式市場で取引されています。


ETFが誕生した背景を説明します。
米国で最初のETFはスパイダーの愛称で親しまれているSPDR、ティッカーシンボルSPYです。


SPYはアメリカン取引所、商品企画部のネイサン・モストという人が開発しました。
ネイサンはもともと商品取引などの経験を持つ人です。
ネイサンは商品取引特有の商売習慣を運用商品に応用するというアイデアを思いつきました。


商品取引ではware house receipt(倉庫の引換券)というものがあります。
倉庫に貯蔵されている大豆などの商品を業者同士が売り買いするたびに、いちいちA社の倉庫からB社の倉庫に移管していたのでは、手間ばかりかかって効率が上がりません。

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