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私のところにもようやく届いた。--- 映画「ハケンアニメ!」AmazonPrimeVideo版 ショートレビュー

「良い作品が売れるとは限らない。」
「作品がどんなに良くても見てもらわなければ意味がない。」

作品の中に出てくるセリフです。

そ れ を 地 で や っ て ど う す る よ ?

と思わず言いたくなるこの作品。トップガンに正面からぶつかってしまったらしく一部で相当な高評価を得ていながら、ぜんぜん私のところには届いていませんでした。当時どんなプロモーションの仕方をしたのか知りませんが、吉岡里帆いいよなーと思っている私なのに「見たいリスト」に入っていなかったのです。

一部で相当な高評価、と書きましたがその熱量も相当なもので、Wikipediaのハケンアニメ!の項の異様な充実ぶりからもそれは伺えます。その「宣伝」のパートを読む限り、宣伝の対象となったのは「アニメファン」か「創作活動に携わっている、あるいは興味がある」人にターゲットを絞り過ぎていたように思います。まあ、それでも良いんですが、この作品は冒頭に挙げたようなセリフが劇中で飛び交っているわけです。同じく作品内には「100の方法で届けて1届けば良い方」というセリフも出てくるわけですが、東映は20くらいの方法でしか届けようとしなかったんじゃないか、本当に勿体ないことしてる!そんな怒りにも似た思いを抱かずにはいられません。

それくらい素晴らしい作品だと私は思いました。

私のところにこの作品が「届いた」きっかけは賞レースのノミネートのニュース。劇場公開は終わってしまいましたが、私と同じような人に一人でも多く届いて、エンドロール後の1シーンのような展開になるといいですね。

ああ、あらためてやっぱり私はシネマスコープが好きだなあ。
IMAXより好きだわ。たとえ配信でも、映画観てる実感がありますよ…


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