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【Day22】自分の感情を知るタロットお茶会

自分を許し始めた私は、スピリチュアルの世界へ歩き始めます。
自分を知る上で大切なもの、
それは「感情」だと私は思っています。

とある占い師さんのタロットお茶会というものに参加した私。
33歳くらいだったと思います。

そのころの仕事は、役職もつき、新しい部署の立ち上げに新しい仕事に
新人教育、ちょうど中堅どころといったポジションでした。
上司からは、「真ん中が一番頑張らないといけない」と言われ
心はもう疲弊していたのに、より責任が増えていった頃でした。

私の心は「ここではないどこか」を求めて、
タロットお茶会に出席。

おいしいケーキと紅茶をいただきながら、
占い師さんがタロットを引いてくれます。
6名くらいでわいわいお話をしながら、私の番に来ました。
事前に心理学がベースとなったテストをしていたので、
その結果をみんなの前でシェアし、
それに対して占い師さんがアドバイスをくれます。

いびつな形をしていた私のグラフ。
占い師さんが私にこう聞きます。

「これを見て、どう思う?」

『え?これを見てですか?別に何とも思いません』と答える私。

ギャグみたいですが、当時は本当にこんな感じです(笑)
(私の強いところなのか、こういうことを普通に言ってしまうのも…)

「なんとも思わないって、なにか思うでしょ?
ここのところ(数値)をみて、嬉しいとか、
ここ凹んでるところをみて、なんでやろうとか」

『別に何も感じないです。わたし、感情を流して過ごしているので』

「え?毎日、嬉しかったりイライラしたり、仕事をしていたら思うでしょ?」

『思わないです。それを感じるとしんどいことの方が多い環境なので、
22歳の頃から感じないようにしています』

周囲のマダムたちがそわそわしています。
そのそわそわは、「すごく心配」している感じ。

みんなでシェアする場なので、私に時間を費やすのも申し訳ないなぁと思っていたのですが、
お隣にいらっしゃったマダムが、自分のお話を始めました。

「私はね、今朝、これこれこんなことがあってね、
旦那さんに対してすごくイライラしたの。
だけどね、その気持ちを流すなんてできないんだよ。
自分から溢れ出てくる感情は、自分のものなんだから、
どんな感情も出していいんだよ」

すごく一生懸命で、はじめて会った私に
たくさん伝えようとしてくれたことを、今でも覚えています。

他の参加者たちも、皆さん、私に言葉だけじゃなくて
伝えようとしてくれてます。

だけど、残念ながら、【感じられない】んです。
頭ではわかりますが、感情を殺している以上、
自分の感情も、自分以外の方の感情を
感じたり、汲み取ることが出来なくなっていました。

その時、その占い師さんからのアドバイスは
【一日の終わりに、3つ、その日の出来事を書く】というアドバイスでした。アドバイス通りやってますが、続きません。

少し頭の固い私には、「なんのためにやるのか」が不明確でした。

まず、自分自身が変わりたいと思っていないことと、
そして、感情を取り戻すことの大切さに、ピンときていないことが原因です。

帰り際、自分の話をしてくれたマダムがこう言ってくれました。
「自分を大切にしてね」と。
もう10年くらい前のお話ですが、今でも覚えています。

ここでようやく、「自分の感情」について一旦考えるようになります。
いろんなスピ講座に行きましたが、このお茶会が一番印象的で覚えています。本当にあの時のマダムには感謝しかありません。



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