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そう、すべては余白が支配する静寂の世界

タイトルの上には絵が描かれています。

この絵は何が描かれていると思いますか?






あなたが少しの模様でも発見したら、画面が汚れている可能性があります。すぐに拭き取りましょう。

もしも、あなたが具体的にお答えしたのならば、「裸の王様」に使える最高の側近といえるでしょう。



別にからかっている訳では無いのです。気を悪くされたらごめんなさい。


実はこれ、元々は非常に複雑な絵が描いてありました。


森羅万象この世のすべての事柄を一枚の紙に落とし込んだ、超大作が描いてあったのです。


お疑いの方もいらっしゃるでしょう。無理もないです。

今はご覧の通りただの白紙。証拠を確かめる術もないのですから。


この紙には、火、水、土、空気の4元素に加えて、春、夏、秋、冬、花、鳥、風、月、生物、金、この世のありとあらゆるものが詰め込まれた壮大な絵が描かれていたのです。

世界各地で神と呼ばれるものや、伝説の生き物。聖人や偉人と呼ばれる人達も、たくさん描かれておりました。


御目に掛けることが叶わず、とても残念でなりません。


しかしながら訳がありまして、その壮大なる絵は、この様な完成を遂げたのです。


その訳とは、この絵を描いているうちに私自身の死生観までも描写したくなったのです。


描き上がった絵を見返しているうちに、ある事に気が付きました。

そう、余白の少なさに驚いたのです。
そしてさらに、少しずつ余計なものが見えてきました。


描いた森羅万象この世のすべての事柄の中から、人、物、金を削ぎ落としたのを皮切りに、ことごとく削ぎ落としていったのです。



そう、結果として白紙の状態に戻った訳ですが、私の中では大きな「気付き」を得て削ぎ落としきった白紙なのです。


それは正に静寂の世界。無の世界なのです。

すべてを削ぎ落としきった結果、私は静寂に包まれました。

そう、私自身の最期は巨大な知識を得てこの世の真理に迫ることではなく、この静寂の中に消え入りたいと密かに願っているのです。



実は私、普段は品性の欠けた言葉を選び、人様に笑顔になって頂きたく、自らを貶めて嘲笑の話題になる事を潔しとしておりました。

しかしながら此度の記事では御覧の通り、冗談もなければ感動もありません。出来る限り余計なものを削ぎ落としているからです。


この記事自体もその絵同様に、後で見返したときに全てを削ぎ落としきって消滅してしまうかもしれません。そしてこれが私の最後の記事になるかもしれないのです。



もしも、この記事に興味を持たれた方がおられましたら消滅する前に御家族や御友人と共有なさって下さい。


森羅万象この世のすべての事柄を超えて
今、静寂に抱かれたこの絵。

幾多の興奮と情熱で駆け抜けた私だけのもの。


本来ならば人に譲ることなどあり得ません。
しかし、最後まで読んで頂いたあなた様とは御縁があってのこと。

1円でも10円でも良いのですが、この度は特別価格。
地球の年月になぞらえて46億円にてお譲りしたい所存でございます。


ご興味のあるおかたがおられましたら、御連絡をお待ち申し上げております。



PS:あっ最後のは冗談ですよ。いつもの悪い癖がでました。読んでくれてありがとう。
いつもタツオより



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