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喫茶店のお話

 最近は外出先で偶然発見する隠れ家的喫茶店がすき。こんな状況下でもお店が普通に営業してくれているのは本当にありがたいことです。🕊

カフェお菓子を自作する

 外出禁止令が出た時はどこの飲食店も休みになってしまい、普段賑やかな商店街も人通りが殆どなくシャッター街になっているのは異様な光景でとても怖かった。😢 気晴らしにカフェに行きたくても行けなかったので、自然と自宅でカフェメニューを手作りするようになりました。

 当時はスーパーの小麦粉やバターが品薄だったり、普段お菓子を作らないので見向きもしなかったベーキングパウダーやホームベーカリー用のドライイーストが近場の店舗では全て売り切れていた。💦

 通販でパウンドケーキの型やお菓子作りの本を注文しても在庫がないものも多かったので、みんなも同じく自宅でおやつを手作りしていたようだ。(考えることは同じだよね!)

 自宅待機の間にいつの間にか喫茶店で自分がよく頼むシフォンケーキやスコーンを普通に自分で作れるようになっていました。シフォンケーキは米粉とてんさい糖と豆乳とゴマ油のみで作るシンプルな鎌倉しふぉんのレシピ。とってもヘルシーで美味しい。😂

 最初はベーキングパウダーの変わりに間違って重曹を使い(同じものだと思っていた)くそ苦い生焼けスコーンが出来たりして何度か失敗したけど、最終的にはかなり満足できるようなものに仕上がり、いつも生活を手伝ってくれるお礼に親にプレゼントしたら予想以上に好評だった。

 お菓子に関しては手作りせず市販品を買ってくるタイプの親だったので、今までお菓子は作るものではなく買うものだと言う前提が自分の中に無意識のうちに出来上がっていた。

 実際に作ってみるととても簡単で、美味しいものって意外となんでも自分で作れるんだなと思った。今までの消費者一辺倒の生活から自分の食べるものを自作する機会が増えたのはとても良い事だ。自給自足の心得に少しだけ通じると思う。✨

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レトロな喫茶店

 たまに行く機会がある駅付近に、久々にお気に入りと言えるレトロな喫茶店を見つけた。

 硝子越しの少し色褪せたサンプルメニューに惹かれ、赤煉瓦の螺旋階段を登っていくと、落ち着いた雰囲気の昭和レトロっぽい喫茶店がある。意外と街中にあったりして、大体が喫煙可能で年配の方が談笑していたりする。

 以前は洋服に匂いがつくのが嫌で禁煙を選んでいたけれど、自給自足の体験に行ってから、少しくらいの汚れはあまり気にならなくなってしまった。むしろあえて自分を汚してみたい感じ。喫煙可能の喫茶店は今まであまり入る機会がなかったので、見ると客層が違っていて中々面白い。

 新聞片手に紫煙を燻らしているおじさんや背中を丸めてランチを食べているおじいさんなど適度なだらしなさがある。談笑するお婆さんの濃い赤紫の口紅の色も良い感じ。そこの喫茶店は若い人も含め色々な客層が入っていて、一人でランチを食べる大学生らしき女の子もいる。

 このての喫茶店で良いのは、時代を感じさせる調度品が華美で、感性を刺激される事だ。今のなんでも効率よく無駄を省く風潮とは正反対のごちゃごちゃ感、贅沢で豊かな無駄がある。
 
 現代感覚では無意味とも言えるかもしれないこの過剰な装飾感を私は何より愛している。分厚い飴色の硝子の灰皿とか、陶器の猫の置物とか、素直に美を感じる心が現れていると思う。食器全般が今風と比べて大きくて、手に持つとずしっと重みがあるのも面白い。

 この喫茶店はランチメニューが1000円以下の素敵なお手頃価格なのに、まるで大盛りを頼んだかのようなボリューミィな食事が提供される。14時からのセット価格は1000円でサラダもスープもドリンクもデザートもついてくる。贅沢すぎてちょっと驚きだ。

 普段そんなにたくさん食べるわけではないけれど、目の前に置かれた大盛りのナポリタンを見ていると、豊かでなんとも言えない至福の気分になる。

 この喫茶店のすごいとこが、メニューに際立った個性があるわけではないのに(そこがまたレトロで良いのだが)、ランチが異様に美味しいところ。外食だと料理に気が不足していることが多く(特にチェーン店)気功を習ってからは、自分でこっそり気を練って料理に気入れしてからいただくことも多い。

 料理に気を入れると、物質的な栄養素とは別に、生命エネルギーが入ってとっても美味しくなる。電子レンジで温めると電磁波で破壊されると言われるタイプのエネルギーがこれだと思う。料理に入る気は料理する人によって変わり、大衆向けに機械的に作られたものと心を込めて作られたものでは味とエネルギーが天と地ほどに違う。

 こちらのランチは味も良く気がたくさん入っているようで、美味しくてぱくぱく食べてしまう。覚醒してからは、食物と同時に半分はエネルギーを摂取しないと空腹になってしまう不思議な体質になってしまった。😓 

 料理人さんの腕が良いのだと思う。添加物がどうとか全く気にならないほど美味しい。サラダのキャベツが紙吹雪みたいに細かく切られていて、フレンチドレッシングが懐かしのお味。

 久しぶりに素敵なお店を見つけてとても嬉しい。こちらに来たら必ず寄る予定。😊 


【ランチメニュー 懐かしのナポリタン 880円】

 ナポリタンにたくさん乗っているベーコンが巨大な厚切りだった。甘酸っぱいケチャップ味で、タバスコと粉チーズがよく合う。今回はタバスコをかけ過ぎて、少し辛くなり過ぎてしまった。次回から調整しよう。

【バナナパフェ 単品 700円】

大きい! すごい! サンプルの巨大なパフェを見てワクワクしてしまい、お腹一杯なのに頼んでしまった一品。まるでパフェの巨塔! バナナがごろごろ入っている。カラフルなトッピングがとても可愛い。💓

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