【卒園式】間違いなく、今日の主役は君たちでした
こんにちは。保育士をしているイツキです。
今年度(令和5年度)は年長児クラスを担当しましたが、先日、卒園をを無事に終えました。
やりきったーーー!という達成感も大きいですが、とってもいい卒園式だったので、いまだにその余韻に浸っています。
いままで何度も卒園式を経験してきましたが、こんなにみんなが泣いて、笑った卒園式をはじめて経験しました。
卒園式の練習から涙
そもそも、前々日、前日の練習から、わたしたち担任をはじめ、練習に参加した先生たちがみんな、式の最後には自然と涙が溢れていて「わー、先生たち泣いてるーー」なんて子どもたちから冷やかされていました。
正直、あんまりなんいです。練習から先生たちがみんな泣くというのは。もちろん寂しい気持ちはありますが、練習は練習だと割り切っているので、涙が出そうになっても我慢できます。
しかし、子どもたちが無視できないほどには、先生たちがみんな泣いていました。
個のパワーが強いクラス
クラスにはそれぞれ、そのクラスのカラーというものがあります。特徴ですね。元気がいいクラス、聞き分けのいいクラスなどなど。どのクラスも良さもあれば、もっとこういうところを伸ばしていきたいと思うようなところもあります。
元気がいい反面、落ち着きがない。聞き分けがいい反面、自分の気持ちを抑えてしまう。長所と短所は紙一重ですよね。
今年の年長さんたちは、個のパワーが強いクラスでした。自我が芽生えたばかりの1歳2歳児のときには、噛み付きや引っ掻きが絶えず、年齢が上がっていっても譲れない気持ちのぶつかり合いが多かったです。
担任になった先生たちは、なんど保護者に謝罪し、クラス運営に思い悩んだことでしょう。噛み付きも引っ掻きも突発的に起こるので、注意して保育をしていても、防ぎようがないケースも多いんです。
けれど、個のパワーが強いということは、団結したときに物凄い力を発揮します。それはもう、クラスの存在感も運動会や発表会などの行事での完成度も違いました。目的に向かって努力するエネルギーって、興味関心があるとこんなにも発揮するものなんだと、この1年でわたしも改めて学びました。
心を動かされた卒園式
そんな子どもたちの成長や素晴らしい卒園の歌声に、引き込まれ、感動して、気づけばみんなが泣いていました。
驚いたのは、子どもたちのほとんどが顔を真っ赤にして泣いていたということ。会場の雰囲気に引っ張られたのか、急に寂しさがこみ上げてきたのかはわかりませんが、たった5年間と少し、という子どもたちの人生の、心を揺れ動かす何かが、たしかにあったんだと思います。
嬉しいですね。保育者として、こうして今日まで子どもたちとかかわってこれたことに、感謝しかありません。
そして涙だけでなく、ときに笑いもあった卒園式でした。思わずクスリと笑ってしまうかわいい姿。卒園の言葉も『例年通り』は違うと思ったので、今年をしっかり振り替えられる言葉に変えました。
本当に、今年の年長児クラスのカラーがしっかり出せた卒園式でした。
これから先の子どもたちの未来が、輝かしいものでありますように。
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