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ネット対戦で煽る人々の正体

前置き

最初に書いておくとタイトルは少し誇張気味です。盛りました。
自分の経験則から正体と言うには大げさだが、こう考えておけば間違いにはならんかな、という所を書き残しておこうという試みです。

さて、ストリートファイター6が発売されましたね。
その前には二次創作とは言え、無料でプレイできる格ゲーとしてはあまりにもクオリティの高いIdol Showdownの公開もあり、格ゲー界はプレイするゲームには暫く困らない、嬉しい悲鳴が聞こえてきそうな状況が続いています。(ISDは星詠み兼SSRBの私も楽しませて頂いております。開発さん、ありがとう。)

どちらのタイトルも話題性から普段は格ゲーをやらない層のゲーマーにもリーチしていると考えられ、格ゲーを新たに始めてネット対戦にも手を出してみる気になる人達が近年に無く、増えていくかもなと感じています。

とても良いことなのですが、それに伴い話題にされることも増加すると予想されるのが、ネット対戦での対人トラブル。ファンメであったり、煽り、舐めプ、と言われる行為の類と晒しとか、そういうのですね。

そんなのに当たったら運が悪かったと思って、目に余るようなら通報、ブラックリスト機能があるゲームなら、そこにも入れとくのが安定なのですが、なんなの?対戦ゲームやる連中、全員こんななの?と初めての人達が思っても不思議ではないです。※もちろん、そんなことは無いのですが。

そこでゲームのネットワーク対戦において、見ず知らずの相手に不必要な暴言、煽り行為の類を好んでやるプレイヤーが一体、どのような傾向の人々なのか自分の各種対戦ゲームの経験則を踏まえて分析してみようと思います。
注意喚起も含め、そのような人々を察知してトラブルを避ける一助になれば。

煽る人々は弱いのか?

はい、本当に強い人、最上位層にはそんなプレイヤーは居ないよ、という良く言われる話です。
確かに正解です。概ねは合ってると思います。
ですが「最上位層には」なんですよね。
初心者目線では強い人にもなるであろう、中~上位には、そんなプレイヤーが居ることもあります。

これ何故かというと最上位層になると流石に良い人じゃないと情報共有や練習の相手を探すのに苦労するからだと思ってます。
僅かな差で勝負が決まるような所で通用する実力をつけようと思ったら、人間性で淘汰されていくわけです。
対戦ゲームに限らず、大体のことがそうだと思います。

では、中~上位に居る、害悪プレイヤーは何なのか、というと彼らは自己愛に問題を抱えているが故に依存的にゲームに長く取り組み、相応の実力にはなっているパターンが多いです。
長くやっていて、それなりにゲームは強い。だが、相手を選ぶし、暴言吐くし、マナーも悪い、なんなら初心者帯を荒らす、というプレイヤーが時に生まれたりする経緯はこの辺です。
こちらもゲームに限らず見る光景ではあると思います。

煽る人々の共通点

マナー悪いプレイヤーには強いのも弱いのも居て、実力にはある程度の幅があります。
では共通点は何なのか、と言えば、メンタルが脆弱という一点に尽きます。

何をもってメンタルが脆弱と言うかは人により判断が分かれそうなところなのですが、知らない相手をいきなり煽る、という行為自体が自分がされたら嫌なことをやってるんだと思うんですよ。
それってつまり、自分のメンタルがそういうものに対して抵抗力がありません、という投影なんだと思うんですよね。

その証拠に煽る人達は煽られるとすぐにキレます。煽り耐性低いです。
明確な自分の精神的弱点を周囲に投影しながら、一時的な自己陶酔を優先する人達はメンタルが弱いと言って差し支えないと思います。

自己愛に問題を抱えた人達とネット対戦ゲーム

「自己愛に問題を抱えた人達」と書きましたが、これは自己愛性パーソナリティ障害の傾向を持つ人達のことを想定して、そのように書いています。

以下Wikipediaから一部引用
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自己愛性パーソナリティ障害(じこあいせいパーソナリティしょうがい、: narcissistic personality disorder、NPD)は、ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害の一類型である。

自己愛性パーソナリティ障害の症状
・人より優れていると信じている
・権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
・業績や才能を誇張する
・絶え間ない賛美と称賛を期待する
・自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
・人の感情や感覚を認識しそこなう
・人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
・人を利用する
・劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
・嫉妬されていると思い込む
・他人に嫉妬する
・多くの人間関係においてトラブルが見られる
・非現実的な目標を定める
・容易に傷つき、拒否されたと感じる
・脆く崩れやすい自尊心を抱えている
・感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える
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引用ここまで

簡単に言うと、自己愛が欠損しているので自己評価の高さでそれを埋めようとし、他人との比較や人からの称賛で自己評価を維持しようとする人達でしょうか。

この特徴、ものすごくネット対戦ゲームと親和性が高いと思わないですか。

人より優れている、と他人との比較で確かめ続けないと死んでしまいたくなるような人達が、自分の抱えている問題を誤魔化すためにネット対戦ゲームに参入、依存する可能性があるわけです。

明確に病的と診断されるもので推定すると、人口の数%はこの傾向があると言われてますが、数%とは思えないくらい、それっぽい人をネット対戦ゲームで見かける気がするのは親和性が高いからだろうと勝手に思ってます。

なお、このような傾向のある人達は自己評価の高さ故に、自身の行動や態度に問題があるという認識を持つことが困難と言われています。
明らかに病的なレベルの場合でも、本人が問題と思っておらず周囲が迷惑するだけという状況なので治療が難しく、診断も他の精神疾患との併存で認められることが多いと聞きます。

構って欲しい人達

見ず知らずのネットワーク対戦の相手に急に煽り行為をやったりして、距離感が分かっていない。
自分と相手、自他境界が曖昧になっている人達というのは、対戦相手に甘えている、構って欲しい人達と言い換えることも出来るでしょう。

挑発行為が自分が依存して良い相手かどうかのお試し行動になっているようなタイプというのも居ます。
ひとしきり煽っておいて、ネタだから、みたいな調子でフレンド申請してくるタイプです。
面白そうな人にも見えるし、まあ良いか、と思って一回受け入れてしまうと後で疲弊する羽目になるだけなので関わるのは避けるのをお勧めします。

昔、FPSを頻繁にプレイしていた時に遭遇した実体験なのですが、、控えめに言って認知が歪んでいて他人の都合を省みないような所のある方でした。

ネット対戦自体、ディスコミュニケーションが発生しやすいことは忘れずに

煽り行為をやる人達がどういう人達なのか、という話ばかりに焦点を当ててしまうと片手落ちになる気もしたので最後にフォローを。

ネット対戦自体がそのまま相手と過不足なくコミュニケーションできるようなツールでは無いわけなので、初手は相手の行動を勝手に悪意のあるものと決めつけてしまわない方が良いとも思います。
もちろん明らかな利敵行為であったりする場合は別なのですが。

ゲームには明記されていない自分ルールやローカルルールを相手にも求めているだけなのではないか、一度立ち止まって考えてみることも必要です。
自分は煽りだと感じたけど、よくよく確認してみたらコミュニケーションの齟齬だった、なんて例も割とある話なので。

なので、怒りに任せてSNSに晒すのなんの、というのもやめた方が良いでしょう。
相手がかまってちゃんの面倒な人であったら、自分への注目という餌を供給してるだけにもなりますから。
目に余る迷惑行為は黙って通報が無難です。

あとがき

自分が経験してきた対戦ゲーム、ジャンル的にはFPS、格ゲー、パズル、DCG、辺りで最近は格ゲーメインなわけですが、ネット対戦でのあれこれもそれなりに見てきて今に至るわけなので、ネット対戦始めます!みたいな方向けに参考になればと書きました。

個人的には他の記事でも書いてますけど、いきなりランクマッチとか回さん方が良いよって思うんですけどね。
あれは自分で自分の腕前を大体は見定められるくらいの人が手を出すエンドコンテンツだと思ってるので。
人の遊び方は自由なので何とも言えないのですが。

いきなり顔の見えない相手の悪意に晒されたときに相手の行為の基準が良く分からないだけだと、必要以上に怖がったり、怒ったり、感情の制御も難しくなってしまうかもしれないのですが、大体こういう人達だから、そこは淡々と通報なりすれば良いだけ、というのが伝われば幸いです。






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