雑文

「僕は何をすればいいのか?」

答えは今日も出ない。きっと永遠に出ない。

そしてこうもりが現れる。そしてこんなことを口走る。


「永遠に、ではないよ。あの砂時計の砂が全て落ちきるまでさ」

 などとにやにや笑いながら言う。こうもりが羽で巨大な建造物を指差す。山脈の間から頭を出している世界で一番高い建造物。それが砂時計だった。あの砂時計の砂が落ちきるまでは、決して答えは出ない。

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