2015年8月7日の日記

 今日は都立図書館へ行ってきた。渋谷はものすごい温度となっていて、軽い眩暈を覚えるほどであった。


 色々と本を読もうと思ったが、結局大半の時間をハリ・クンズル「民のいない神」読書に費やすことになった。それでも半分ちょっとしか読むことができなかった。最後まで読んでいないのでしっかりとした判断はできないが、なかなか面白い小説だと言える。

 若き芸術家の肖像もちょっと読むが、ピンとくるものはなかった。


 安田二郎「西晋武帝好色攷」なるものを読む。司馬炎の「後宮1万人」というものは政治的要請で作られたものだという説を著者は主張する。司馬炎が天下の人々の婚姻を一旦中止させ、好みの女性を選抜したのは事実であるが、数千人というほどの規模ではなかったようだ(その説を広めたのは資治通鑑の作者である司馬光らしい)


 夜は塩鶏であった。

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