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「今回、退職しようと思った"きっかけ"って何ですか?」

「今回、退職しようと思った"きっかけ"って何ですか?」

もしも、退職理由についてこう問われたとしたら、
皆さんはすんなり一言で話せますか?

こんにちは、『いっと』のインタビュー担当です。
前職はCA(キャリアアドバイザー)とRA(リクルーティングアドバイザー)をしておりました。
現在インタビュアーとしても数多くの方とお話する機会がございますので
その中での出来事などを書ければと思っております。

さて、冒頭でお話した退職理由を一言で表せるかという話。
結論から申し上げますと、
私がインタビュアーとしてインタビューした経験の中で
ドーンと一言で表現できた方は一握りです。

もちろん、良いとか悪いとかそういったお話ではなく、
退職理由って、大きな理由がひとつというより、
ちいさな理由がたくさん存在して、それらが限界を超えたときに
初めて「退職しよう」と決意される方が多いのだと個人的に感じております。

過去の例をあげますと、
サービス業20代後半女性Aさんにお話を伺った際。
「残業が多くて、体調を崩してしまった」と。

さらに残業が多いこと以外にも「休憩時間が取れない」「休日が少ない」
「人間関係の悪化」などお話を伺うことができました。

では、そもそもなぜ残業が多いのか?
深掘りすると、どうやら人手不足であることがわかりました。
人手不足ゆえに、ダイレクトにひとりあたりの負担が増え、
そのまま労働時間もずるずると延びてしまった…ということでした。

さらには…!
人手不足となった原因に「責任者の指導」が!

Aさんの職場に、新しく入社した方や異動されてきた方が
責任者からの厳しい指導で退職や異動をしてしまうのだとか。
いったいどんな厳しい指導なんでしょう…ということで
ここでは公表できない指導の全貌も、事細かに伺うことができました。

Aさんは新卒から長く勤めているため、指導されることは少なかったようですが続く同僚の退職で負担がかかり、
結果、自身も退職を考えられるように。

接客が好きでサービス業に就いたAさん。
退職を考えた際、求人サイトでは事務職などオフィスワークを見てみたようですが実際応募したのはサービス業で、心底接客が好きなんだろうな、
とお話しながら感じました。

お話を通して、仕事自体は好きなこと、
環境の変化があれば続けたい気持ちも残っている、
という"ホンネ"も聞くことができました。

この後、インタビューでお話していただいた内容と「いっと」のレポートをもとに二社間で念入りに考察し、
同じ状況を作らないための「マネジメント研修」「人員配置の見直し」を
実行までお手伝いいたしました。

このように退職に至る"きっかけ"はひとつだけではないうえに
深掘りすると、本来の改善すべき点が浮き彫りになることがわかりました。

笑顔が素敵なAさんがイキイキと働ける環境になるよう
引き続きサポートしていきたいです!



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