日焼け止めのSPFとは?効果的な数値の選び方

こんにちは!
株式会社イッテンコスメお客様センターの山口ゆりです。

6月になり紫外線対策が気になる時期ですね。

今年は夏でもマスク生活を余儀なくされているので
マスクの下はノーメイク!
なんて方も多いのでは?

私もマスクの下は口紅はもちろん
ファンデーションはほぼ塗らず、
眉毛とアイメイクのみ勝負で日々過ごしていますが
日焼け止めだけはマスクの下もきっちり塗っています。

日焼け止めを選ぶ際、皆さんは何を重視して選んでいますか?

メーカー?
価格??
香り???
付け心地???
強さ???

すべて大切ですが、そこで避けては通れないのが
日焼け止めにある、数値『SPF』と『PA』です。

本日は、大事な日焼け止めの選び方とSPF・PAの意味をお教えしますね。

実はSPFとPAは高ければ高いほどいい!というわけではないのです。
利用シーンや肌タイプに合わせて日焼け止めを選ぶと、
より効果的に日焼けを防ぐことができるんです。

UVケアが甘いと、シミはもちろん、
シワやたるみなどのエイジングサインがじわじわと増えていくため、
この機会にぜひ、日焼け止めの賢い選び方をマスターしておきましょう。

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日焼け止めが防ぐ3つの紫外線

光は大きく『可視光線』『赤外線』『紫外線』と3種類に分けることができます。

虹の7色が赤から始まって紫に終わっているのを見ることができるように、
その赤~紫の光は目に見える光、可視光線と呼ばれています。

そして目に見えない光は赤の外=赤外線、
紫の外=紫外線といわれています。

て日焼けの大敵と言われているのが紫外線で、
この紫外線も波長の長さによって3つにわけることができます。


●紫外線A波(UVA):シワやたるみの原因に

地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占めるの紫外線A波。

波長が長い紫外線A波は肌の奥深くにある真皮まで届き、
肌内部に活性酸素を作りだします。

すると、DNAを傷つけたり、コラーゲンやエラスチンも破壊し、
肌はゆっくりと黒くなり、シワやたるみという老化現象をを引き起こします。

窓ガラスや雲も突き抜けるため、曇りの日や室内・車のガラスも通過して肌に到達するため「生活紫外線」とも呼ばれ注意が必要です。

日々の日焼け対策が実は肌老化対策につながるので
是非、一年中日焼け対策はしてくださいね。


●紫外線B波(UVB):シミやそばかすの原因に

波長が短い紫外線B波は真皮には到達しませんが、
肌表面が赤くなる炎症を引き起こします。

ヤケドをしたように肌を赤く炎症させ
過剰なメラニン色素をつくり、シミや色素沈着の原因になります。

紫外線B波は、屋外での日焼けの主な原因となるため「レジャー紫外線」とも言われます。

海や山などのレジャーが大好きな方は特に注意しましょう!


●紫外線C波(UVC):皮膚病の原因に

B波より有害な紫外線です。
通常は、オゾン層によって吸収され地上まで届くことがなかったのですが、
近年のオゾン層破壊によって地上まで届いてしまうことが心配されています。
日焼け止めは上記の紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)をカットする目的で使用します。

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◆日焼け止めの基本「SPF」とは?

日焼け止めでよく見かける「SPF」とは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、
黒化につながりやすくなる紫外線B波を防ぐ効果指数のこと。

1~50までの数値は、何も塗らない場合に比べて
紫外線B波による炎症をどれぐらい長い時間防止できるかを表しており、
数値が大きい方が紫外線B波に対する防御効果が高いことを表しています。


◆紫外線A波を防ぐには「PA」

PAは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略で、長時間かけて肌の弾力を失わせる紫外線A波を防ぐ効果を表す目安の数値です。

4段階の「+」マークで表示され、++++、+++、++、+の4段階があり、「+」の数が増えるにつれ、紫外線A波に対する防御効果が高いことを表しています。

紫外線A波で特に気にして欲しいのは、
春・夏以外でも「一年中降り注いでいる」ということ。

紫外線B波は10月~2月にガクっと減るのに比べ、
A波は安定して降り注いでいるのです。
シワやたるみが気になる方で、室内の窓際にいる方や外に出ることが多い方は冬でもPA値の高い日焼け止めでUVケアをしていただきたいです。

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◆SPF30じゃダメなの?

炎天下でのレジャーと、買い物に出かける程度の外出とでは、
紫外線ダメージリスクは大きく異なるため、
当然、必要となる日焼け止めの強度も変わってきます。

炎天下でのレジャーやマリンスポーツなど
長時間紫外線に晒される炎天下でのレジャーやマリンスポーツなどを楽しみたいときには、やはりSPF50・PAプラスが多いものなど最高値のUVカット効果を持った日焼け止めがおすすめ。

ウォータープルーフの汗や水に強いものを選び、こまめに塗り直すこともポイントです。

反対に朝の通勤やランチでの外出、ベランダで洗濯物を干すといった
日常生活では、SPF30・PA++程度でも十分紫外線から肌を守ることができます。

実はSPF・PAの強さはお肌への刺激への強さでもあるので
日常使いではあまり強すぎないものを使用する方がいいかと思います。

日常使いに私が愛用しているのは、
美容液効果もあるvoigeUVモイスチャーミルクです。
日焼け止め特有の塗った感もなく、白浮きもしない、
まさに毎日安心して使用できる日焼け止めです。

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◆まとめ

紫外線には波長の長さで紫外線A波・紫外線B波・紫外C波の3種類にわけられ、日焼け止めで抑えられるのは紫外線A波と紫外線B波である。

紫外線A波は真皮にある細胞を壊し、シワやたるみの原因
紫外線B波は肌表面を炎症させシミやそばかすの原因
なる日焼けを引き起こす。

また、紫外線は日差しが強くない時季であってもゼロになることはなく、
特に紫外線A波は、朝から夕方の遅い時間まで降り注いでいるため、
屋外で過ごす日には、冬場であってもPA値の高い日焼け止めを選ぶことが大切。

日常使いにはSPA30+++のもの
レジャーにはSPF50+++++のものを
など使用目的に合わせて選ぶことがお肌のためにも大切。

利用シーンや日焼けタイプ、日焼け止めの特性をよく知り、
上手に使い分けることができれば、
毎日の日焼け止めケアも快適になると思います。

今だけではなく未来のお肌を守るためにも
ノーメイクでも日焼け止めだけは塗る習慣をつけていきましょう。

株式会社イッテンコスメお客様センター 山口ゆり


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