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MOBAC SHOW 2017 

※ こちらの内容は、ウェブサイト(現在は閉鎖)にて2016年~2019年に掲載したものを再投稿しています。内容等、現在とは異なる部分があります。ご了承ください。

2年おきに関東と関西で交互に開催される国際製菓製パン関連産業展「モバックショウ」。
今回は大阪ということで、公休日のスタッフ2名と一緒にインテックス大阪へ。
製菓製パン機器や道具、材料などの展示会で、前回行ったのはいつだったか。
昔は開催される度に熱心に行っていたけれどすっかり行かなくなり、かなり久しぶりに行った。
ぼくがモバックショウへの足が遠のいていた理由は単純で、製パンの機器が全然進化していると思えなかったから。

この手の産業展は回りきるのが大変なくらい大きな会場で開催され、各メーカーさんの華やかなブースでは業界のスターシェフによるデモンストレーションなどが行われている。
面識あるシェフにご挨拶はするけれど、ぼくがモバックショウへ行く目的は飽くまでも時短など労働環境改善に繋がる最新機器に出会うことを期待し足を運んでいる。
ところが今回こそはと思いながら行くものの、たいてい残念な印象しか残らず同業者の方々との交流会で終わることが多い。

いつだったか、窯などのメーカーさんのブースで担当者の方にこう訊いたことがあった。

「今回、2年前と比べて進化した部分ってあるんですか?」

メーカーの方が窯の温度表示のパネル部分を指差しながら教えてくださったのは、「温度のデジタル表示の部分が大きく見やすくなりました。あと、スチームを追加で少しだけ足せるようにボタンが付きました」という返答。
愕然としたぼくは、このときを最後にモバックショウへの足が遠のくことになった。

2年間もあって進化したというのがその程度なのか・・・製パンの機器はなんて遅れているんだと思ったし、それ以来ぼくは自分が欲しい機器を思いついたらネットで調べ直接メーカーさんに問い合わせたり、欲しいものがないとわかれば製パン機器のメーカーさんに限らず作ってもらえそうな会社がないか、調べたり探すようになった。

やはり本当に気になる機器はメーカーさんのショールームに行った方が確実だし、ゆっくり見れるしで効率が良い気がする。
モバックショウは、またしばらく行かないだろうな。



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