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空想サンドウィッチュリー 5.

※ こちらの内容は、ウェブサイト(現在は閉鎖)にて2016年~2019年に掲載したものを再投稿しています。内容等、現在とは異なる部分があります。ご了承ください。

チーム・パンラボさんと一緒にやっているおバカ企画「空想サンドウィッチュリー」が、ついに書籍化されることになった。
何はともあれ、足掛け4年にも渡り続けて来た企画が完結したことにぼくは安堵したし、1冊の書籍という形になるのは素直に嬉しかった。

そんなわけで昨日は高田馬場にあるガイドワークスさんの分室にて表紙撮影があるということで、ぼくも参加することに。
ガイドワークスさんに着いてテーブルに目をやると、そこには仮で製本された空想サンドウィッチュリーが置かれていた。

「えっ、完成したらこんな感じになるんですか !? 全然パンラボさんのイメージじゃないし、それ以上にガイドワークスさんのイメージとはかけ離れているじゃないですか」

想像していたものとはまったく別物で、ぼくはとにかくその出来栄えに感嘆した。
大きさはB5サイズもあり上製本(ハードカバー)のそれは、まるで絵本みたいだった。

「とてもおっさん2人が書いた本とは思えないな・・・」

と、また思わず口を衝いて出る。

チーム・パンラボのお一人、ガイドワークスの慶徳さんから「西山さん、写真って大丈夫ですか?著者近影なんですがどうしましょう」と訊かれたけれど、ぼくは即答で「イラストでお願いします」と返事をした。
せっかく絵本のような可愛い装丁に仕立ててもらったのに、いきなりおっさんが出て来たら台無しだし、購入する気で手に取られたはずの方がそっと本棚に戻されかねない。
ここは版元であるガイドワークスさんのためにもイラストにしておいた方がいい。

池田さんとぼくがイラストで載るそうだけれど、これらのイラストを描いてくださったのも「ぱんとたまねぎ」の林舞さんだそうで、それにしてもガイドワークスさんの力の入れようがすごいなぁと思っていたら、上製本というのもパンラボさんの書籍では今回が初めてらしい。

それとこの企画がはじまる際、ダンボール製のスタンド(屋台)を製作するにあたり、当時 Landscape Productsさんでデザイナーをされていたきたはたゆみさん( STUDIO DOUGHNUTS )がその模型を作ってくださっていた。
その模型を表紙にしようということになったけれど、もうそれが残っていなかったため、この表紙を撮影するためだけにもう一度、きたはたさんが同じものを製作してくださったらしい。
きたはたさん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

こうして結構な時間と多くの方々のご協力を得て、もうすぐ完成する「空想サンドウィッチュリー」は、来年2月20日の発売です。
みなさま、宜しくお願い致します。


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