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どや、普通預金金利が5倍。 でも0.1%

この話題も書くのが面倒になってきたけれど、ここまで書いて途中でやめると自分もモヤモヤしそうなので、一応最後まで続けさせてもらう。

ずっーと、ドル高・円安で進んできたレートの雰囲気が7月に変わった。
そこで、直近7月31日の日銀金融政策決定会合と翌未明(日本時間 午前3時)の米国FOMCまで、現在の円高へ振れた背景をまずは振り返ってみる。

7月11日、6月の米消費者物価指数(CPI)が前月比マイナスの発表。
これに追撃するようにまさかの財務省の為替介入、そして翌日も介入が実施され、1ドル・161円台だったものが157円台へ。
17日、デジタル相の大臣が「為替は日本にとって問題だ」「円は安過ぎる。価値を戻す必要がある」とブルームバーグのインタビューで余計な発言をし、22日には自民党幹事長が「日銀は段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」と、これまた余計な言及をしたことで円高が進行。
これに加え、トランプさんが対ドルの円安や人民元安を問題視する発言もあったりで、さらにドル・円が155円を割る。

25日の株式市場、外国為替市場が同時急落した。

投資について思うこと

この日は東証もほぼ全面安という惨状で、「バブル崩壊か」「終わりの始まり」と界隈は大騒ぎとなった。
これは、米国株式市場でのハイテク関連株が軒並み急落したことを受けてのこととされているけれど、日本市場の急落に限っては、綾瀬はるかさんの熱愛報道があったタイミングなので個人的には「綾瀬はるかショック」だったのではないかと思っている。これまでにも福山雅治ショックとか石原さとみショック、新垣結衣ショックと、いろんな結婚、熱愛報道で市場が急落してきたからなぁ。

それはさておき、同日には為替市場も1ドル・151円台にまで下落した。
そして31日(水)、多くの人が注視する日銀金融政策決定会合の焦点は、「利上げをするのか、しないのか」「日銀による国債買い入れの減額はどれくらいになるのか」の二点だった。

NHKとロイターの「日銀が追加利上げ検討」という憶測記事が報道され「利上げするんじゃないか」といった空気にもなったけれど、まだこれはあくまでも憶測で、多くの人が注目していたのは植田日銀総裁が就任以降、今や恒例となった「日経新聞による午前2時のリーク記事」だったに違いない。

7月31日 午前2時、やはり日経新聞が記事を出した。

日銀が追加利上げ検討、0.25%に 量的引き締めも決定へ

日経新聞が報道したことで、まぁ多くの人は「利上げだな」と確信されただろう。それでも「あくまでも、まだ ”検討” だから」といった声もあったけれど、これまでの経緯を考えると、ぼくも利上げで確定だと思った。

案の定、日銀は政策金利を0.25%に引き上げる決定をし、ドル・円は148円台まで急落。そしてメガバンクをはじめとする多くの銀行は早速、普通預金の金利を今の0.02%から0.1%に引き上げると発表をした。
借入の多い中小零細企業にとっては深刻な問題だろうし、住宅ローンを組んでいる人は心配だろうけれど、預ける側の庶民からすれば「金利が5倍になった」と言われても0.1%なんだよなぁ。これで、よーし、頑張って預金するぞ、とは思わないんだけれど。

ぼくが子供の頃は普通預金で2%以上、定期預金なら4%〜5%以上もあった。
そう思うと、その時代に親や大人が「預金(貯金)しなさい」と言っていたのは正しかったといえる。もちろん今の時代では当てはまらないけれど。
この話も、また別のところで書こうかな。

それにしても、1ドル・150円前後は円高傾向ではあるけれど、まだ「円高」と呼ぶほどではないと思うんだけどな。

続きでテクニカル分析の話も書いていたけれど長くなってきたので、それはまた明日にでも。

つづく



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