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『らくごソワレ』
※ こちらの内容は、ウェブサイト(現在は閉鎖)にて2016年~2019年に掲載したものを再投稿しています。内容等、現在とは異なる部分があります。ご了承ください。
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先日、渋谷のレフェクトワールで桂雀々師匠、三遊亭けん玉さんによる落語会「らくごソワレ」を開催した。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
「らくごソワレ(夜会)」って秀逸なタイトルを考えてくださったのは、このイベントの発案者でもあるTAKEO KIKUCHIの中神店長。
ありがとうございました。
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これまでいろんなライブやイベントをやってきたけれど、落語会はもちろん初めて。
雀々師匠に訊くと、さすがにカフェでの落語会は初めてとのこと。
もちろん雀々師匠のことは存じ上げていたけれど、ぼくは落語を生で観るのも初めてだった。
落語って、こんなにもおもしろいものなんだ。
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雀々師匠は普段1000人以上も集客されるようなホールで演じられているそうで、何だか申し訳ない気持ちでいたけれど、雀々師匠もけん玉さんもカフェで落語をとてもおもしろがり楽しまれていた。
開演前、気になったことを一つ雀々師匠に訊いてみた。
「いわゆる落語協会といった団体的に、こういう邪道というか、カフェで落語はアリなんですか?」
すると桂雀々師匠は即答で「いいの、いいの、ぼくはフリーだから(笑)」
「これくらいの人数の前でマイクも使わず生の声でやるのが落語の原点。原点に戻った」とお客様にも話されていたけれど、その場所がカフェであること、またそれをおもしろがり演じてくださるところに懐の深さを感じる。
それにしても高座はテーブルでつくり、「出囃子もない」と笑いをとりながらもたった40名のお客様を前に全力で演じられる噺家さんの迫力には本当に感動をした。
師匠の写真からもその迫力が伝わると思うけれど、噺家さんが難なく役者業もされることにも納得がいく。
プロのミュージシャンの方に「(歌や演奏が)上手いですね」というのは失礼なことだとわかっていながらぼくはいつも言いそうになるけれど、今回も 「上手いな、迫力あるな・・・プロってすごいなぁ」としか言葉が出てこなかった。
本当によく笑い、とても楽しい時間だった。
雀々師匠、けん玉さん、そして中神店長、本当にありがとうございました。
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