僕の気になる彼女は(タクミVer.)【短編小説】1000文字
夏休みが始まった。と言っても最初は補講。高校生っぽい。
去年までは暑い体育館でシャトルを追いかけていた。
よくやってたよ。空調の効かない学校の体育館で練習だなんて。
この学校も体育館に空調はないはずだ。
あの子は今日もシャトルを追いかけてるんだろーな。
午前で補講は終わる。午後からはバイトのない奴らでカラオケ行ったり。
俺は結局夏休みにバイトを入れることができなかった。
だからほとんどカラオケに行ってる。
「補講もあと2日じゃん。タクミって補講終わったら夏休みどうするの?」