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ライター日記/8月12日~8月18日

8月12日:
夜に高円寺集合。東京から拠点を移す友達の新しい門出を祝う会を。高架下の通りにある「ステーキKYOYA」へ。元リザード、ラフィンノーズの店主が丁寧に焼いてくれるリブアイロールステーキは相変わらず絶品。お肉の甘さと肉肉しさがどちらも味わえる。
その後、もうひとりの友達と合流して長州バーへ。
RIDEと岡村ちゃんとシーガルとSMITHSとケロケロボニートが聴ける。
夜は少しレギュラー仕事して、WOWOWで配信されているNewJeansの東京ドーム公演を見る。
当日は見切れ席だったのでまったく見えなかった映像を確認。クイズコーナーはこんな感じだったのか。サウンドのセレクトを含む曲の良さ、本人たちのキャラクターと時代感がドンピシャで言うことなし。

8月13日:
午前中から暑くてたまらない。昼食は妻の希望で近所の町中華。冷やし中華、半餃子、チャーハン、生ビール。見上げるところに設置された小さいTVからは高校野球。たまらなく夏の風景。
歩いて吉祥寺に向かって、妻は「ルックバック」に、私はその間にレコードショップ巡り。
サニーデイ・サービス「夢見るようなくちびるに」と、レコードのクリーニング用品を購入。夜は東急で惣菜と弁当をテイクアウトし、自宅で。
今年はソニマニに行く予定なのだが、台風が千葉直撃コース。勢力を含めて、この予測のままだとすると千葉に行くのは難しいと思われる。なんとかそれてくれ~。

8月14日:
お昼前から湘南新宿ラインを使って横浜に。
日本三大寄せ場のひとつである労働者の町、寿町で開かれる年一度の夏祭りに足を運ぶ。目的は、祭りの目玉と言えるフリーコンサート。
じゃがたらのファンにとって、寿町でのフリーコンサートというのはひとつの伝説というか、真価というか。89年の出演時の様子が映像にも残されているけれど、ここでの演奏は、バンド(江戸アケミ)のアティテュードを示す大きなものであったのは確か。
今年は、じゃがたらのドラマー中村ていゆうを中心としたトリビュートバンドTEIYU CONNECTIONSをはじめ、遠峰あこと爛漫社中、渋さ知らズ、川口真由美が出演。さらにTEIYU CONNECTIONSには、メンバーの南流石のみならず、内藤幸也、ゲストとして高田エージ、ディープカウントの桑原延享といった盟友たちが参加するという。知り合いもたくさん来ていて、暑さ極まる中、ゆったり過ごす。

一番手の渋さ知らズ、初っ端から80分の熱演ですでにすでに会場はピークとも言える熱気に。そして楽しみにしていたTEIYU CONNECTIONSは、「でも・デモ・DEMO」、「裸の王様」、「fade out」「タンゴ」、「みちくさ」、「hey say」、「もうがまんできない」と代表曲を連発。高田エージの溌剌としたボーカルが抜群に良い。過去じゃがたらの再集結は2回見ているけど、ローカルな舞台と野外の解放感もあって今回が一番気持ちよく踊れた。そして良く飲んだ。

ライブ中、目の前にいたお客さんのウエストバッグに「kyuss  Welcome to Sky Valley」(ストーナーロックの大名盤!)と書かれたワッペンが縫い付けられているのを発見。あまりに気になったので声をかけてみると、下北で売ってるとの情報を得た。いろいろ話してみるともちろんCorruptedも知っていたし、同い年だし、チャーチオブミザリーといった単語も出てくるし、スミスも好きだということで大変盛り上がる。
嬉しい出会いだった。

この日は中華街に宿を取ったので、一旦ホテルに戻って、また夕食に。麻婆豆腐推しの店でたらふく食べて、食べすぎてしまう。夜、台風情報をチェック。金曜日は新幹線が止まることが確定。ちょっと東に逸れたけどそれでも風がすごそう。

8月15日:
横浜の中華街ど真ん中の宿に泊まり、朝食を食べる。昨日の夜、麻婆豆腐を食べすぎたため想定通りには食べられず。だけども豚まんは美味しかった。横浜から自宅に戻り、夜からは黒帯の単独@ルミネザよしもと。ゲストはDr.ハインリッヒ。黒帯の毒のある漫才7本、どれも良かった。前半はコンプラ気にしないワードを含んだネタだったけど、後半のそこまで過激ではないネタでも十分面白かった。彼らの面白さは過激さではなく、しゃべくりのナチュラルさだと思うな。Dr.ハインリッヒは、前回の東京単独でやっていたネタから1本。

ライブ後、渋谷に移動し、友人カノー氏が主催のDJイベントへ。生ハム、美味しかったけど塩分に負けそうになった。ほぼイツメンと再会しつつ、楽しく飲酒。店員さんも明日ソニマニに行く予定らしい。940ヘクトパルカルは飛ばしすぎよ。

自宅に戻ってきて、この日届いた曽我部恵一×あらかじめ決められた恋人たちへのアナログ盤を聴く。田名網敬一のジャケットももちろん素晴らしいが、何よりも内容が良い。池永さんらしい、ドープだけど風通しの良いDUBミックス。ポップスとしてもクオリティ高い。フィッシュマンズファンにも受けるんじゃないかな。

思わず池永さんにも感想をメール。

8月16日:
SONICMANIA開催の報。とはいえ台風は気圧的にも強烈だと思われたので、物干し竿を降ろすなどベランダから飛翔物がないように処理。
近所のイタリアンでランチして(野菜がおいしい)、かなり早めに海浜幕張に向けて移動。
開場までは海浜幕張の駅前も混んでそうなので、一駅前の幕張豊砂に下車。ここはイオンモール幕張新都心と直結、幕張メッセまでも歩いて15〜20分なので、早めにビールを入れながら待機。快適。
さすがに入場は混んで雨に降られたものの、ポンチョでガード。フジロックっぽいはじまりだ。

サカナクション(チラッと)→ARCA→長谷川白紙→アンダーワールド(ちょっと)→フェニックス(後半3曲)→ニア・アーカイヴス→young coco、jin dogg→千葉雄喜→CreativeDragStore

妖艶でフレンドリーなARCA→とにかくダイナミックでスピード!といった感じの長谷川白紙の流れは素晴らしく、ニア・アーカイヴスにジャングル〜ドラムンベースの新機軸を感じた。というか上記3組はラガ〜ブレイクコアっぽい要素もあるので(ニアはジュークっぽい曲も!)
会場では先日ムーンステップで会ったМさんと再会。「サカナクション、難しいよ〜!」って言ってて面白かった。

8月17日:
よく寝た。夜、妻はドーナツ・ピーナツの単独に行くというので、私は映画に。ホントは『化け猫あんずちゃん』が観たかったけど時間合わず、45分の中編である黒沢清『Chime』をシネマカリテで。しっかり満席。
怖いという評判通り、日常と人間の見え方に揺さぶりをかける作品だった。感想は以下。

黒沢清「Chime」。45分だから耐えられるかもと思ったら、やっぱホラー無理〜となってしまう弩級の不条理。いや〜な汗をかきました。善悪を取り払った、何が起きてもおかしくない空間を創造する演出の巧みさにしびれる。観客の我々はというと、丸鶏になって椅子に座っているしかないのだ。
一点、あるシーンで爆音のノイズが流れる演出があるのだが、ノイズへの耐性がありすぎてむしろ「お、これはカッコいいやん!」と音楽的に盛り上がってしまった笑
ちなみに音楽は渡邊琢磨でした。

終わったあと、妻と合流し、吉祥寺でラーメン食べて帰った。

8月18日:
よく寝た。連休最終日ということでまったり。サマソニの放送などを見つつ、夕方から吉祥寺へ買い物。最近オープンしたジンギスカン『大黒屋』へ。ちょうどピークの時間帯だったので盛況。ラムの肩ロース、ハーブ、ラムチョップ、チョリソーなどを。肩ロースが新鮮で美味しかった。
明日からはちゃんと仕事するぞー。

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