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『レズ風俗』という呼称について考える

皆さま、ご機嫌よう。

最近アクセス数が多いな〜と思っていたら、現時点で確認できたところによると”レズ風俗”と”レズ”の2ワードでGoogle検索のトップにこの記事が表示されているのが起因しているようです。

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たくさん読んでいただけて、とても嬉しく思います。多くの方々が『レズ風俗』に興味を持ち、利用してみたいと考えているのだろうなということを実感しました。しかし、この2ワードで検索トップにあるということに乗じて、一石を投じなければならないなと思います。

私は元レズ風俗嬢として『レズ風俗』という呼称を多用します。なぜなら「サービス形態がそう呼ばれているから」です。昨今は『レズ風俗』という呼称やサービスが広く知られるようになったため、そう言ったほうが伝わりやすいのです。

しかし、この呼称に疑問を持つ方は少なくありません。その理由は大きく2つあると考えます。1つ目は『レズ』というのは蔑称であるからです。2つ目は『レズ風俗』はレズビアン以外の方も利用するからです。

①『レズ』という言い方は蔑称である

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そもそも『レズ』という言い方は蔑称だと言われています。レズビアン当事者は、差別的なニュアンスを持つ『レズ』ではなく『ビアン』と自称する傾向にあります。仮にもサービス事業者が『レズ』という差別的な単語を使っているのはどうなの?と思われる方も少なくありません。マイノリティを食い物にしている!と憤る方も中にはいらっしゃるでしょう。

しかし『レズ風俗』というサービス名称が定着してしまっているのは事実です。だからといって『女性用風俗』というと”男性が女性に対して性的サービスを行うもの”というニュアンスが強いです。”女性が女性に性的サービスをする”ものも『女性用風俗』の一種ですが、別のものであるという認識を即座にするのは難しいです。現在『レズ風俗』という呼称が最もわかりやすいものであるのは紛れもない事実なのです。

②『レズ風俗』はレズビアン以外の方も利用する

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実際に私がキャストとして働いてきて出会った方々のほとんどは、レズビアンではありませんでした。レズビアンの方ももちろんいらっしゃいましたが、バイセクシャルの方やストレートの方によるご利用が圧倒的に多いです。仮に『レズ風俗』から『レズビアン風俗』にシフトチェンジしたところで、その部分が覆ることはないでしょう。

レズビアン当事者である方が、蔑称を含んでいる『レズ風俗』を利用するのも矛盾をはらんだ行為です。利用することで『レズ風俗』という呼称に賛同しているような気さえします。もちろん呼び方とサービスを別として考え、割り切っている方も多いでしょう。しかし、そこに疑問や不満を持っている方がいる以上は、改善すべきポイントだと私は思います。

レズビアンの方以外も利用するため『レズビアン風俗』というのも、なんだか違う気もします。”女性の女性による女性のための風俗”というものの最もわかりやすく最適解となる言葉が、現時点ではないのです。

『レズ風俗』と自称しない風俗店はできないのか

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『レズ風俗』の店舗は年々増加しています。その中で『レズ風俗』『レズビアン風俗』以外の呼称を使っている店舗は、まだ見たことがありません。なぜなら『レズ風俗』という言葉が定着してしまっている以上は、インターネット検索で『レズ風俗』と銘打っているほうが検索されやすいからです。事業者として顧客を獲得するには、店舗のページを多くの人々にリーチさせる必要があります。そのため『レズ風俗』という呼称を使いたくなかったとしても、集客のために使わざるを得ないのが現状なのでしょう。

さいごに

『レズ風俗』に従事した当事者であるからこそ、疑問を持ち問題提起しなくてはならないよな〜とずっと考えていました。普段当たり前のように何気なく使っている言葉だからこそ、責任を持って発していきたいですね。

最近なかなかnoteを更新できていなかったのですが、こうしてずっともやもやしていたものを文章にすることができてよかったです。


それでは、またいつか。

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