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KANAMEで本当に育成すべき要人材を見つけよう

株式会社ITSUDATSUの黒澤と申します。(https://itsudatsu.com/)

この度、企業内”要人材”を発掘するサービス、”KANAME”をリリースさせていただきました。今回のnoteではサービスをリリースするに至った背景をお話しできればと思います。

まずは、KANAMEを説明する前に、我々は組織や人をサポートするときに、『真本音』という概念を大事にし、真本音を軸としたサポートが基本線のため、そちらからご説明させてください。

『真本音』とは?

私達の心は、明確に二つに分けることができます。
①揺らぐ心
②揺るがない心
です。

①の揺らぐ心とは、外部環境からの影響を受けながら出来上がる心です。
外からの影響により、その反応として発生しますので、これを『反応本音』と呼びます。それに対して②とは、外部環境がどうであれ、それによって揺らされることのない確固たる心です。これを『真本音』と呼んでいます。

真本音は誰の心にも存在しますが、それを自覚できている人は少ないのが実情す。真本音に基づいて生きる度合いが、その人自身の「腹の据わり度合い」や「覚悟の度合い」に著しい影響を与えます。真本音度合いの高い人同士が力を合わせ相乗効果を発揮することで、その組織は飛躍的に進化をする(これを逸脱的成長と私は呼んでます)可能性が高いです。

つまり、個人の真本音度合いは、組織の真本音度合いに直結すると考えます。単純に言えば、
①「腹が据わり、自社の成長やミッションを果たすことに覚悟を決めている人のする仕事」

②「自分の意思が定まらず、与えられた業務のみをやろうとする人の仕事」
では成果は大きく変わります。(当たり前の話ですが・・・)

「真本音度合い」が高い人というのは、①の度合いの高い人であり、
「真本音度合い」を高めるということは、①の度合いが高まっていくことになります。

しかし現時点においては、
この「真本音度合い」が潜在されたままで埋もれてしまっている企業様が多い印象です。そのため「どの人の真本音度合いが高いか?」と共に「どの人の真本音度合いが伸びやすいか?」を明らかにする必要があると考えます。

別の言い方をしますと、真本音度合いの高い人とは「心にゆとりのある人」と言うこともできます。真本音度合いの高まりは、心のエネルギーの高まりに直結し、それが「心のゆとり」、ひいては「腹の据わり具合い」や「覚悟」につながります。

人は、心にゆとりができることで、他者との関係性が飛躍的に良くなります。人の意見を良く聴き、しかも自分の意見も丁寧に伝え、共に最善の答えを見出すためのコミュニケーションをとれるようになると考えるからです。

逆に言えば、心にゆとりがないことで、関係性は悪化します。ゆとりのなさは、「自己防衛」を喚起し、「逃げるコミュニケーション」(例えば、消極的、受動的、責任回避、責任転嫁、言い訳、怠慢、自己卑下、などの多いコミュニケーション)もう一つは、「攻めるコミュニケーション」(例えば、自分が攻められる前に、人を攻める、責める、否定する、自己主張する、主義主張を押し付けるなどのコミュニケーションです)

真本音度合いが高まることで職場における関係性や雰囲気が著しく向上します。チームの一体感が高まり、「このチームで仕事をするのが楽しい!」と思えるようになります。結果、やはり企業の売上にも直結をしやすいということになります。

KANAMEとは?

ちょっと話が長くなりましたが、”KANAME”は「真本音度合いが高い(高まりやすい)人」をバイネームで発掘していくサービスです。

やはり意図を持たなくても、そういった真本音度合いが高く、要所となる人達を要として何かしらの物事は進みます。これは組織において実際のポジションがどうのとかそれは関係なく、あらゆる人が要人材になる可能性はあります。

そう考えた時に、何が大事かというと、実際のマネジメントレベルや適材配置でもそれと一致させることが大事だと考えます。組織のエネルギーの要所となっている人が、実際にその組織の要になるといった感じです。(例えば、リーダーになる、部長になる、抜擢される、etc)

しかしここが不一致の場合、いろんな問題が発生します。

・適切な人に適切な仕事の質と量が配分されない。
・それによるストレスの増加、疲労感。
・それによる不必要なコミュニケーション、不必要な派閥、不必要な縛り、不必要な自由、不必要なマネジメントが発生し
・結果として、モチベーションとコミュニケーションの質が著しく減退します。

さらにその結果として、


・本当にその組織に必要な人ほど、その組織に失望し、組織を辞める
・本当はリーダーとして活躍するはずの人が、ただの評論家となり、現リーダーの足を引っ張る
・本当は共に向き合い、共に力を紡ぎ合える人達が派閥を作ったり、いがみ合う
・本当は高いエネルギーを持っている人達が、組織への失望感から、仕事をこなすだけになる
・本当は心の中では「改革が必要」と思っていても、それを実行に移す気力がなくなる
・本当は社長との調和性の高い人達なのに、社長への誤解や齟齬が生まれ、組織を愛さなくなる

その結果として


・一人一人の本来の能力や個性が出なくなる。
・その結果、本当はリーダーになるべきではない人がリーダーになってしまう
・本当はサポート役やNo.2の役割に向いている人がリーダーになってしまう
・本当はリーダーに向いている人が、その地位につけずに燻り続ける
・本当は探究心が旺盛なのに、言われたままの仕事しかしなくなる
・本当は根は明るい人なのに、会社に行くと常に暗くなる
・本当は人を話を聴くことが得意な人なのに、人への説得ばかりで悩むようになる
・本当は相性の良い人達なのに、事務所が暗くなる 冷たくなる
・本当は志のある人達なのに、誰もが志を忘れてしまう
・本当は主体的に動けるのに、誰もが「待ち」の体制になる
・本当は真剣にビジョンに向かいたい人達なのに、ビジョンに向かうのが馬鹿らしくなる

さらにその結果として


・本当は活躍すべき人材が全く活躍しなくなる
・本当にその組織に必要な人が引き寄せられなくなる
・本当にその組織に必要な人材が集まらなくなる
・これが循環し、ますます組織は混乱し、いったい何をやっているのかわからなくなる

こういったことをやはり微々たる力かもしれませんが、無くしたいと思います。そのためには、やはり要の力が必要で、そのためには要を発掘することから始まります。

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