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絶対、ここがいい! | いつだれkitchen物語 #04

福島県いわき市で、もらった食材を活用して、お代はいくらでもOKの投げ銭制でお送りしているいつだれkitchen(以下、いつだれ)note 第4話。
前回は、いつだれが生まれるきっかけになった、とある女性の居場所探しを模索していた2017年のこと。
今回は、2018年頃のお話。

見つけたー、絶対、ここ!

2018年の冬と春の間のころ、中崎のコーフンがこだましました。
「イガリさん、ヨシダさん、いいとこ見つけたのよ。私たちがやるには、あそこはサイコーだと思うの。
まず、高専がすぐ近くにあるから、バスとかの交通アクセスがいいでしょ。
誰にでも分かる場所なのに、なんとなんと、近くに民家がないのよ。
福祉的なことやるのに、絶対いい。
しかも、その建物を管理している会社、私が知ってる会社なのよ。
こんな偶然ってある?!
もう、これは、ここにしろっていうことだと思うの。」

コーフン、立板に水、機関銃連射。

ということで、2018年4月末に、その物件を管理している会社と連絡を取って、物件を見に行きました。

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トップ画像と↑の写真がその時の写真ですが、元は焼肉屋さんだった所でした。なので、”食”にまつわる”居場所”を自分たちでやるとしても、飲食店物件はおあつらえ向きかなと。

「よし、じゃあ、この場所、この物件で、”食”にまつわる”居場所”的なことをやる方向で検討しよう」となったわけですが、、、、
そこから、実際のオープンまで、まさか一年間もかかることになるとは、この時点では全く知るよしもなかったのです。

パートナーが必要だ、パートナーを探そう!

まず、我々が直面したのは、物件の大きさとお家賃です。
焼肉屋さんだったこの物件。焼肉屋時代には、席数84席もありまして、広さは約320㎡もあるんです!
この時点では具体的なことまでは決まっていませんでしたが、彼女の役割兼食にまつわる場を用意するのに、何をやろうと、ここまでの広さはさすがに使わないよねと。

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そこで、イガリ。以前からいろいろ語り合ってきた、小柳正和さんと北山剛さんに声を掛けます。お二人はそれぞれ、小柳さんは「Healthee One(ヘルシーワン)」という医療×ICT、北山さんは「ソーシャルスクエア」という障がいの就労支援に関する事業を展開されていました。

どんなものになるかはしっかり決まっていなかったけど
①「食×居場所」的なものをやりたかった我々
②「医療×ICT」の会社
③「障がいの自立訓練&就労支援」の事業所
で、”シェアオフィス”しませんかという提案をしまして、未知なるチャレンジを愛するお二人が、このムチャクチャな提案を受けてくれて、今のいつだれkitchenは存在します。

このあと、少し時間をあけて、もう一事業所、引きこもり対策支援を行っている「NPO明日飛子ども自立の里」が加わって、4者での、世にも稀なる(?)”ごちゃまぜ”な医療・福祉系シェアオフィスが誕生となります。

ここから、4者+管理会社+オーナーさんとで、顔合わせやら、意見交換やら、諸手続き(福祉系事業所の開設は建築基準法とか色々必要ですよね、メッチャ勉強になりました)やら、費用負担やら、現状復旧→シェアオフィスに向けての改装やらなどなどで、なんだかんだ1年近くのすったもんだな七転八倒を経て、いよいよ2019年春、医療・福祉系シェアハウス、その名も「あらたな」が完成→オープンすることとなるのです。

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”あらたな”のネーミング・文字デザイン・コンセプトは、「いわきの地域包括ケアigoku(いごく)」を手掛ける、ライターの小松リケン&デザイナーの高木市之助の名コンビ。

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かくして、色々ありましたが、一年の時を経て、いつだれkitchenが入る、医療・福祉系シェアオフィス・ソーシャルインクルージョン・スペース「あらなた」オープンと相成りました。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございます。
次号はいよいよ、いつだれkitchenオープンのお話です!

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