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3.19 上野・王子ウォーク(前編:上野の桜と遺跡を探してみた)

2016年3月19日

14時30分

上野駅

午前中はしっかりと雨が降っていたこの日。取材時間にはすっかりと止み、青空が見えてきた中で今年最初の散歩がスタートした。

取材前...

散歩前の上野駅には、栃木県佐野市のブランドキャラクター「さのまるくん」と栃木県のマスコットキャラクター「とちまるくん」に遭遇。さのまるくんは、写真撮影に快く応じてくれたものの、とちまるくんは係りの人と一緒に逃げるように去っていった。一体、何がしたかったのだろう…

今回のルートの前半は、上野駅公園口から上野恩賜公園を通り、鶯谷駅付近から国道58号線尾久橋通りを日暮里駅方向へ抜け、田端新町一丁目交差点から尾久駅へ向かう。

14時40分

上野駅公園口

今年最初のスタート地点。休日の事もあり、多くの人で賑わっている。

今回は、上野恩賜公園内で桜が咲いているところを探してみることにした。

国立西洋美術館

まず、上野駅からすぐの国立西洋美術館のエントランスへやってきた。施設内に入るのには料金が掛かるが、エントランスはタダなので入ってみた。

国立西洋美術館のエントランスにも桜が咲いていた。しかし、桜の名所であるこの公園内で桜が咲いているかどうか探してみた。

ほとんどの桜がまだ蕾の状態だった。

しかし、桜の木の一部に咲いていた花があった。

コマツオトメ

コマツオトメ(小松乙女)は、4月上旬に咲く花であり、上野恩賜公園内にある小松宮銅像付近に原木が1本だけあることからその名前が付いた。外観はソメイヨシノに似ているが、開花が早く、花の色がやや濃いのが特徴。

そして、この名前の由来となった人物。

小松宮銅像

この銅像のモデルである「小松宮彰仁親王」は、1912年(明治45年)、江戸末期から明治時代に主に軍人として活躍した皇族のひとり。明治10年に日本赤十字社の前身である博愛社の初代総長に就任。その他、多くの社会奉仕・事業団体の総裁を務め、現在皇族が行っている社会活動公務の基礎となった一人である。

現在の皇族による社会活動が続いているのは、この方のご尽力があったおかげであると言えるかもしれない。

コマツオトメ以外に、咲いている花がないのか探してみた。

アカバザクラ

別名、ベニバズモモと呼ばれている花。赤っぽい葉の展開と同時にやや小ぶりの淡い紅色の花を咲かせる。ソメイヨシノより1週間~10日程度早く咲く花でありソメイヨシノと勘違いしやすい花。街路樹にも植えている場所も多く、一目につきやすい花でもある。

今回はこの2種類の桜が咲いていましたが、3月末から~4月上旬には満開の桜に囲まれるので観光客等が多く集まると思われる。

ただし、私も数年前に満開の時期に行ったことがあるが、とにかく人が多い。。。

今年は、日本人より外国人(特に中国人)の方が多いのではないかと思う。この日来た時も日本人より外国人の方が多いと感じた。

大噴水へやってきた。

大噴水の背後は東京国立博物館。

昼間は一定時間おきに多くの水が噴出される。
あまりに中国系の人が多く、来ている場所が間違っているのかと感じるくらいであった。

大噴水前にテープで書かれた「ヘブン」看板。一体、何の意味があるのか…
天国へ行きたいのか。

大噴水と東京国立博物館から国道452号線を西方向に少し歩くと、ある場所へ着いた。

黒田記念館の向かい側に小さな遺跡みたいな建物。

建物の付近に小さなポスト。

この遺跡のような建物はなんなのか?

結論を言うと、これは「駅」。

駅といっても現在使われている駅ではなく、過去に使われた駅である。

ここは、京成線の「博物館動物園」という駅。

1933年(昭和8年)12月10日に、東京国立博物館、上野動物園等の最寄駅として開業した。しかし、老朽化と元々ホームの長さが短く(18m4両しか止まらない駅でした)、ほとんどの列車が通過だったため多くの利用者は当駅では無く、比較的近い京成上野駅を利用するようになり利用客が減少。これにより、1997年(平成9年)4月1日に営業を休止。2004年(平成16年)4月1日に正式に廃止となった。晩年は、当駅に停車する列車は一時間に1本程度となり、営業休止まで自動改札も自動券売機も設置されなかった。なお、廃止後の現在も駅舎の建物、ホームは解体されず、京成線の非常用避難通路として機能している。(漫画:こちら葛飾区亀有公園前派出所95巻でもこの駅が紹介されている。)

ここから少しの間、真下を京成線が走る道を歩く。

ここにも、桜が入る地名の名称がある。周辺には、「国立」という名前を最初に記している場所が多く立ち並んでいる。

寛永寺横の信号から言問通りを鶯谷駅方向へ歩く。

電車から見える建物が見えてきた。

周りのホテルを除くと普通の道なので、色々な人が行き来してる。

ホテル街を抜け尾久橋通りに入り、日暮里・西日暮里駅方向へ歩き、田端二丁目交差点から明治通りに入り、尾久駅方向へ歩る。

別件の用事で行く場所があったので、急いで歩く。

日暮里駅からは日暮里舎人ライナーの真下を歩く。

台東区から荒川区に入るところは高架下が続くのでアップダウンが激しい中、尾久駅へ向かった。

後編へ続く。

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