見出し画像

1人より2人、になるのか?

学生の時ってよく夜通し話をしたり、何をするでもなく誰かの家でだらだらしませんでしたか?
私、小学校の頃から放課後が大好きで、よく夕暮れの教室に残ってだらだら喋ってたたちです。

大学の時はその最たるもので、キャンパスの決まったところで溜まってえんえん喋ってたし、(学年が上がるにつれ、その子らと授業が違ったり、ゼミが別になったりしたが、その場所に行けば誰かしらいるというほどずっといた笑。)
飲みはたいてい一人暮らしにしては広い私の部屋か、料理好きの男友達の家での宅飲み。一晩中だらだらお酒を飲みながら続いてるような、続いてないような話をして肌寒い早朝に帰っていた。
キャンパスが田舎の辺鄙なところにあって遊ぶところも近くにないし、安く済むし、なにより時間を気にせずいれた。
だらだら好きの私としてはぴったりの過ごし方だった。



その大学時代を共に過ごしただべり仲間はコアメンバーが私含め4人とコースの違う2~3人という構成で、まぁ端的にいうと自分のコースからあぶれた私たちと準レギュラーの集まりだった。
特にコアメンバーの女子3人は卒業後にLINEグループでつながり、たまに誰かの近況報告がされると例のごとく、だらだらと話が数珠つながりする仲。

先日、その1人に子供が生まれた。
1年前ほどに結婚し、妊娠し、出産。今は「アイコン」は大体が子供さんの写真になっている。
めでたい。すごく順番通り。ごく自然に。それが彼女の個性みたいなところあるなと改めて感じた。(余分な感想←)

その子が特にだったが、私たちのLINEグループでは寝落ちが日常茶飯事で、寝落ちたらその翌日「昨日寝落ちしたwwごめww」からまた話が続いたりしていた。

その子(仮にCとする)が結婚したころ、一度だけ不自然なほどちゃんともう寝るねお休み。と会話を終わらせることがあった。私の知るかぎりそんな丁寧に自分から終わらせたことがないCだったので驚き、旦那とイチャイチャするのバレちゃってるよ!!と妄想してニヤついた。(ほら、私の妄想は乙女展開なので…)

実際、Cはなんの他意もなかったのだろうが、私にとってCに誰かと生活する、長く過ごしたいと思う人ができたんだなと実感した出来事であった。
結婚式で言った「おめでとう」とはまた違う「おめでとう」と言いたい気分になる。人生は1人で進んでいくには中々のハードモードでどんな形でも一緒に進んでいく同志やパートナーが必須だと思う。
Cはそのハードモードを攻略するためのバディを手にいれたのだ。

このパートナー必要問題は、ここ数年本当に痛感するし、誰かに見つけてほしい、迎えにきてほしいという欲求が強くなってきて持て余しているほどだ。しかし、結婚したいってことにはつながらない。

その理由は、大きくふたつ。
・自分の好きな人、大切な人に自分の人生・生活の片棒を担がせるのが耐えられない。
・2人になるとそれだけ自由に動けなくなる気がして耐えられない。

家族でも難しかったのに、他人に自分でも胸糞悪くなるくらいの自分の嫌いな部分を見せるのかと思うと、今でも喉の奥が閉まって窮屈になる。しかも、それが大切にしたいと思う人なのだ。
…たえられな~い(白目)
その妄想だけで落ち込んで鬱々しそうだ。

しかも、もしかしたら子供ができるかもしれなくて。私の遺伝子を受け継ぐ存在ができるという可能性にも耐えられない。
こんなややこしい性質の片鱗をもって世界に生まれさせるなんて無理。もう私だけでいい。
しかも、面食いの私のことだから恋人はイケメンで(あくまでも自分の好みのイケメンと両思いになった奇跡前提ね)、その遺伝子を自分のと混ぜるとは…大切な人だからこそ私ではないところと…と思って雁字搦めになっている未来の自分が見えて頭が重くなる。だから、考えたくないし、結婚したいと思わない。

そして、2つ目のこと。
結婚じゃなくても特別な人がいるってことは、自分の生活をすこし相手に合わせないといけない場面が多くなるのだろう。それがこの上ない安心感やいわゆる恋愛で得られるものの代償なのかもと思う。

だけど、

いやぁ~無理だなと思う。歳を重ねるごとにどんどん楽しくなってきて(やっていいんだっていう開き直りの気持ちになれたというか)、30歳が近づいてきて不安は尽きないし、変わらず根無し草みたいにいつもどこか心もとなくて1人な気がして悲しいけど、今は1人でよかったかなというタイミングが多い。

まだまだアイドルのお尻追っかけたいし、舞台も行きたい。旅行もしたいし、いろんな人に会いたい。したことない男遊びや失敗もしたい。

処女の30歳は妖精さんになるらしいけど、小学生の時に見てあこがれたあのドラマのヒロインと一緒の30代になるのにワクワクしている。

(私のバイブルドラマは「ラブレボリューション」と「恋のチカラ」、「初体験」と「やまとなでしこ」は同率一位)
というか30代になれば私もあんなふうに平凡を装ったキラキラした人になれるとまだ期待している。
ドラマなんだから、いくら女友達役と飲んだくれたシーンがあっても最後はいい感じになるって分かってても。

寂しい寂しいと泣きべそかいてる割には、まだまだ遊びたいし、だれか一人と決めたくないというわがままを言っている。(何様w)

だから、まだぐだぐたLINEを続けたいし、「いい男いないかなぁ~」とか「こじらせてる~」とかを酒のつまみにしていたくて、相手の寝る時間を気にしたり、特定の人との時間を優先しないといけないということが窮屈な拘束にしか感じない。


Cのように1人より2人の方がなんかいいかもしれないと思える人にこれから会えるのだろうか。そこまで人を自分の中にいれられるのだろうか。今は分からない。

自由にしたいけど、どこかに帰る場所は欲しくて、だけど新たに作ることもしっくりこなくて。生活は進むから、なるべく居心地よく過ごしそうとしたらまあまあになったよ。孤独のひんやりさも好きになってた。