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プロのこじらせ女子になってた

近年急に出現し、すでに市民権を得たような「こじらせ女子」という言葉。

皆さんも聞いたことないですか?

そもそも「拗らせる」って何に対しても斜に構えて批判的だったり、ややこしいこと言い出して、めんどくさいと周りに毛嫌いされているような人たちへ匙を投げるときの捨てゼリフのひとつという印象だった。

もっと言えばその排除される扱いさえ、かっこいいと思っている頭のなか中二の人たちに使われているイメージ。

それに「女子」がついた「こじらせ女子」って、現在彼氏がいない女の子たちは全員言ってる気がする。
「女子」がついたことによって変に可愛げとキャッチーさがついたからなのかしら?
「モーニング」に、「娘。」がついたみたいな・・・?
(世代がバレる・・・笑)

それを自称していれば上手く紛れられて、「私、こじらせ女子だから~。」とか「こじらせてきてるんだ~。」とかで
簡単にけん制できる、腹の探りあいイチ抜け用の魔法の言葉と思ってる節、ありませんか?
そうそう、そういう私もそのつもりで使ってる覚えがある。

あの夜、常夜灯の下、きっちりシングルのベッドでインスタのエッセイ漫画を延々と読み回っていた。

その当時よく読んでいたのは、おそらく同世代で、私と同じく彼氏がいない独身アラサー女子たちのもの。多分、ハッシュタグはこういうのが付いてたと思う。
#エッセイ #エッセイ漫画#イラスト#漫画好きと繋がりたい#手書きツイートしてる人と繋がりたい#恋愛#彼氏#アラサー女子#大人女子#独身女#アラサー#こじらせ#こじらせ女子#婚活 のまえに#恋活

もうとっくに2時は過ぎていたと思う。その時はっと気づいた、気づいてしまった。

この人たち、(いない期間はそれぞれだけど)結局は過去、恋愛関係になったそれらしい人、ことがあった上で、書いている。今のいない間にもんもんと考えているだけで、それって私の「拗らせてる」と訳が違うんじゃ・・・と。

この人たちには異性、もっと言えば他人を好きなるとはどういうことで、付き合うとか付き合いたいとはどういうことなのか知っている前提があって、その上で付き合うって何?好きって何?という話をしている。
それより、これまで異性とまともに手を繋ぐことも、キスも、ハグも、セックスもないままピカピカの立派なアラサーまできた私の方が拗らせてる。いや、私のこの状態で恋が何かだとか言ってることこそが、本当の、というより私の知っていた「拗らせてる」ってことなのかもしれない、と。

社会現象にもなったあのドラマの主人公が「プロの独身」なら、

私は「プロのこじらせ女子」なのかも、と。

そんなことに気づいてしまった私自身の話を少ししたいと思います。

2年前ほどに雪国から上京し、都内で働いているアラサー独身女子。
都内なら特に私と境遇の女の子たちは多いと思います。
今日も会社に向かう皆さんの中の1人。

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あの、いきなり横道に逸れますが、この「アラサー独身女子」って言葉、8文字しかないのに多くの情報量を伝えてくれる言葉だなって思いません?私、いつもこういう類の、上手く省略されたものに感心してしまうんですよ。「年齢が30歳前後の結婚していない女性」、こんな説明くさい情報がたった8文字で一目で分かる。

そんなこんなでブログを恥ずかしながらストレス発散、承認欲求を満たしたいという不純しかない理由で始めます。

みんな生きてる、えらい!よくここまできたね!!
そう言って出会う人すべてを褒めたい気分のまま生きたい。